天鵞絨の泡影

歌词
虚無な表情を湛えた片言隻句
俯瞰と煽動の遠近法は無意味
小さき脳髄で、地球儀を解読
将に、上面の青二才の書生論
「知恵」の溟海に、浸れども
游がねば畳上の水練に程近し
のまれてみて、おぼれてみて
息継ぎくらいは覚えましょう
そんな前提だって、廻らない
唯の泡になって、泡になって
真赤な煩悩よ滅却してしまえ
痣になって、転び続けてでも
・・・・・・叶わぬ夢を見る
「及第点」などありゃしない
理想と現実は、仲たがいなり
何処も彼処も、違和感だらけ
まやかしだ・・・「違う!」
敵意は真っ直ぐ自分、唯一人
「自嘲と自責」の順繰り巡り
ふつうに生きるのに疲れたと
ぱらりはらり、積もりゆく頁
何処を捲れど答合せじゃない
其れが仇になって仇になって
折角の宴も馴染めないままに
痣になって踊り続けるのなら
何も知らずに、井戸にもぐり
唯の泡になって、泡になって
誰もが僕など忘れてくれよと
泣き喚いて縋りついてみても
揺るがぬ生を知る、そもそも
大概「感情」なんて俗な徒事
煮え滾る羨望も 空回り続く
焦燥も真実なんて一つもない
この世が、幻影でも贋物でも
もう、どうだってもいいのさ
己が身ですらも・・・・・・
专辑信息
1.蹌踉めく柘榴
2.天鵞絨の泡影
3.余白
4.爆破して黎檬
5.驟雨は囃子
6.落伍の涎は鴆毒
7.霖雨は如幻
8.猩々緋の飛語
9.佞言は忠に相似