歌词
五日目、
第五天
またも羊のおかげで、
依然是多亏了那只小羊
王子さまの人生の
我明白了小王子人生的
もう一つの秘密が明かされた。
另一个秘密
いきなり何の前触れ(まえぶれ)もなく、
忽然一下子 毫无先兆的
王子さまは僕に聞いてきた。
小王子问了我这样一个问题
ずっと黙って考えていた問題が
让一直默不作声沉思的我
ようやく答えを見出したように。
找到了答案
「羊って、小さな木を食べるなら、
「小羊,如果吃小树的话
花も食べるんじゃないかな。」
会不会连花也吃呢?」
「羊は見つけた物は何でも食べるよ。」
「小羊不管遇到什么都吃。」
「刺のある花でも?」
「带刺的花也吃吗?」
「そう、刺のある花でもね。」
「对,带刺的花也吃。」
「だったら、
「那
刺って、何のためにあるの?」
刺是为了什么而存在呢?」
「そんなことは知らない。」
「那就不知道了。」
その時僕は
当时的我
エンジンに固く食い込んだボルトを外すのに
一心想着解开
必死になっていた。
牢牢勒在印制上的螺栓
故障は極めて深刻だった。
引擎故障极端的严重
飲み水も底を尽きかけていたし、
饮用水也已经见了底
最悪な事態に怯えていた。
我正为事态的灾难性而胆怯
「ねえ、刺は何のためにあるの?」
「呐,刺是为了什么而存在的啊?」
王子さまは一度質問をしたら、
小王子一旦发问
その答えを聞くまで絶対に諦めない。
听不到回答是不会罢休的
僕は、ボルトにいらいらしていたので、
我因为螺栓的事情烦躁不安
考えもせず、適当に答えた。
所以连想也没有想就敷衍地回答了
「刺は何の役にも立たないよ。
「刺什么作用也起不了啊。
ただの花の意地悪さ。」
只是花的恶作剧吧。」
「え?」
「诶?」
しかし、一瞬の沈黙の後、
可是,在一瞬间的沉默之后
王子さまは憤然として言い返してきた。
小王子忿然地向我反驳
「そんなこと、信じない。
「那种事,我不相信!
花は弱くて無防備なんだ。
柔弱的花儿毫无防备
でも、できるだけのことをして、
只不过,尽可能的
安心したいんだ。
想要安心罢了
刺があれば、
它只是认为只要有了刺的话
怖い存在になれると思っているんだ。」
就觉得变成可怕的存在了。」
僕は返事もしなかった。
我没有回答
こんなことを考えていたのだ。
而在考虑这样一件事
「このボルトが動かないなら、
如果这个螺丝拧不动的话
金槌で叩き壊すしかないな。」
就只有用铁锤敲坏它了
しかし、王子さまが再び割り込んできた。
可是,小王子又再一次插话进来
「でも君、君は思ってるの?花が…」
「但是,你不觉得吗?花儿它.....」
「違う違う。何とも思っていないよ。
「不对不对!我什么都没有觉得
思いついたことを適当に言っただけさ。
只是想到的随口说出来而已,
僕は今、重要なことで頭がいっぱいなんだよ。」
我现在,因为重要的事情头都大了。」
「重要な…こと?」
「重要的.....事情?」
王子さまは僕を見ていた。
小王子看着我
金槌を持って、
我手持着铁锤
指先は機械油(きかいあぶら)で真っ黒。
手指由于机械油变成漆黑
王子さまにとっては、
而小王子在一个
酷く不格好(ぶかっこう)に見える物の上に
他看来丑不堪言的机件上
屈(かが)み込んでいる。
趴着
「君の話し方は大人みたいだ。
「你说话的方式像个大人一样,
何もかもごっちゃ混ぜにしている。」
把什么都凌乱地搅和在一起。」
そう言われて、
被他这样一说
僕はちょっと恥ずかしくなった。
我觉得有些惭愧
王子さまは本当に怒っていた。
小王子真的生气了
金色の髪が風に揺れていた。
金色的发随风摇摆
「僕は、
「我曾经
赤ら顔(あからがお)の小父さんが暮らす星に
去过红脸大叔
行ったことがある。
居住的星球。」
その小父さんは
那个大叔
一度も花の香り嗅いだことがない。
从未闻过花的香味
星を眺めたこともない。
也没有眺望过星星
誰かを愛したこともない。
也没有爱过任何人
小父さんは、
大叔
足し算(たしざん)以外
除了算帐以外
何もしたことがないんだ。
什么事也没有做过
そして一日中
而且一天中
君みたいに繰り返していたよ。
就像你一样反复地说着
私は重要人物だ、私は重要人物だってね。
我是重要人物,我是重要人物啊
そして大威張りに威張って、
然后摆出一幅目空一切的样子
膨れ上がっている。
自我膨胀
でも、そんなのは人間じゃない。
可是,那种不是人
茸だ。茸だよ。」
是蘑菇。蘑菇啊。」
王子さまの顔は
小王子的脸
怒りのあまり青ざめていた。
由于过于愤怒而脸色发青
「何百万年も前から、
从几百万年前
花は刺を付けている。
花就带着刺
何百万年も前から、
从几百万年前
羊はそれでも花を食べる。
即使花这样,羊仍旧会吃花
どうして花が
为什么
わざわざ役立たずの刺を付けるのか、
花要特意长出起不了什么作用的刺
考えるのは
你说考虑这些
大事なことじゃないっていうの?
是无关紧要的事?
羊と花との戦いは
羊和花的斗争
重要じゃないっていうの?
是无关紧要的事?
赤ら顔の太った小父さんの足し算よりも、
比起红脸膛胖大叔的算术
大事でも重要でもないっていうの?
更算不上是大事、重要的事?
僕は、世界中で
我认识世界上
たった一つだけの花を知っていて、
只有一朵的花
それは僕の星にしか咲いていないのに、
可那朵花只在我的星球上开放
羊がある朝、
可是羊会在某天的早上
何も考えずに
稀里糊涂地
ぱくっとその花を食べてしまっても、
将它大口地吃掉
そんなことは重要じゃないっていうの?
即使那样,那也不是重要的事吗?
もしも誰かが何百万もの星の中で
假如有人爱着
たった一つの星に咲く花を愛していたら、
这数百万颗星球中仅开一朵的花
その人は星空を見上げるだけで、
那个人仅仅是凝望着星空
幸せになれる。
也会变得幸福
僕の花はあのどこかで咲いている、
想象着属于我的花
と思ってね。
正在那片星空中的某处开放着
でも羊が花を食べてしまったら、
可是假如羊吃掉花的话
それはその人にとって、
这对那个人而言
星の光が全て
就是星星的光芒全部
いきなり消えてしまうってことなんだよ。
一下子都消失了
それが重要じゃないっていうの?」
你却说那不是重要的事?
王子さまは、
小王子
それ以上何も言えなくなった。
无法再说下去
そして、不意に泣き出した。
突然哭了起来
夜になっていた。
夜幕已经降临
僕は工具を投げ捨てた。
我丢掉工具
金槌も、ボルトも、
铁锤也好,螺丝也好
喉の渇きも、迫り来る死も、
口渴也好,紧逼而来的死亡也好
もはやどうでもよかった。
事到如今都无所谓了
僕の星、この地球に、
在我的星球,这颗地球上
慰めを求めている小さな王子さまがいたのだ。
有一个寻找安慰的小王子
僕は、王子さまを両腕で抱き締め、
我用双手抱紧小王子
小さな体を静かに揺(ゆ)すってあげた。
静静地摇晃着他小小的身躯
「君が愛する花は、
「你爱的花
危ない目になんか遭わないよ。
不会遇到危险的啊
僕が羊の口に嵌める口輪(くちわ)を書いてあげる。
我给你画戴在羊嘴上的辔
花の周りには囲いを書いてあげるよ。僕は…」
在花的周围给你画上围栏...」
その先は、何を言えばいいのか、
我不知道
分からなかった。
在这之后还能说些什么
なんて不器用なんだろう。
我真是笨拙
どうすれば王子さまの心に届くのか、
要怎么做才能传达到小王子的心里呢
どうすれば再び一つになれるのか、
我和他要怎样才能再一次心灵相通呢
僕には分からなかった。
我不知道
本当に謎めいている、涙の国という所は。
泪水的国度,还真是像谜一样的地方啊
すぐに僕は、
不久
王子さまの花のことをもっとよく知るようになった。
我又进一步了解了小王子的花
王子さまの星には、
在小王子的星球上
もともと花びらが一重(ひとえ)の素朴な花が
本来有着简单的单层花瓣的花
場所も取らず、
它不选择场所
邪魔にもならずに咲いていた。
不受阻碍地盛开
ところがある日、
刚好有一天
どこからともなく運ばれてきた種が芽を出した。
不知从哪里来的种子冒出了芽
王子さまは他の物とは似ても似つかないその芽を見つけて、
小王子发现了那棵和其它的长得既相似又不相似的芽
注意深く観察していた。
密切地观察着它
新種のバオバブかもしれないからだ。
因为这也许是新品种的猴面包树
しかしそれはすぐに伸びるのを止め、
可是它立刻就停止了生长
花を咲かせる準備を始めた。
开始准备开花了
ふっくらと大きく、
看着它孕育着柔软丰满
艶やかに蕾が育っていくのを見て、
大而光润的花蕾
王子さまは、
小王子觉得
奇跡のような物が現れてくるのを感じていた。
从这个花苞中一定会出现一个奇迹
しかし花は、
可是花呢
緑の部屋に隠れたまま、
就这样躲藏在绿色的屋子里
美しい装いに掛かりきりだった。
只顾着作美丽的打扮
慎重に色を選び、
慎重地选择颜色
ゆっくり衣裳を纏い、
慢吞吞地穿着衣裳
花びらを一枚ずつ整える。
将花瓣一片片地排列整齐
雛罌粟(ひなげし)のように
它不愿让人看见它像虞美人那样
皺(しわ)くちゃな姿は見せたくなかった。
皱巴巴的样子
これ以上はない輝きを放つ美しい姿で、
它想以光彩夺目的美丽姿态
華麗に登場したかった。
华丽地登场
そう、花はとてもお洒落だった。
是的,花非常地爱打扮
謎めいた準備は何日も続いた。
谜样般地准备了好几天
そしてある朝、
然后某一天早晨
ぴったり日の出の時間に花は姿を現した。
正值曰出时刻,花儿展现了身姿
そして、
于是
あれほど念入りに装いを凝らしておきながら、
预先做了那么细致装扮
欠伸を噛み殺してこう言った。
那天还是咬着牙忍着哈欠,这样说道
「ああ、たった今目が覚めたばっかり。
「啊,现在才醒来
ごめんなさいね。髪がぼさぼさだわ。」
对不起啦。头发还乱蓬蓬的。」
しかし王子さまは
可是小王子
感動を抑えることが出来なかった。
却没能抑制住感动
「なんて綺麗なんだ、君は。」
「你是多么地漂亮啊。」
「でしょう?」
「是吧? 」
花は静かに答えた。
花儿平静地答道
「私はお日様と一緒に生まれたんですもの。」
「因为我可是伴随着太阳先生一起出生的。」
王子さまは
虽然小王子
花があまり謙虚ではないことに気づいたが、
注意到了花并不是很谦虚
それでも目が眩むほど美しかった。
尽管如此它仍是令人目眩的美丽
「そろそろ朝食のお時間ね。
「就要到早饭的时间了呢
お願いしてもよろしいかしら。」
能不能麻烦你呢?」
王子さまはすっかりどぎまぎしていたが、
虽然小王子完全陷入了惊慌失措的状态里
如雨露(じょうろ)に新鮮な水を汲(く)んできて、
但还是将新鲜的水舀入喷壶里
たっぷり花に掛けてあげた。
给花浇了许多
花はすぐに気まぐれな自惚れで、
花儿立即又用反复无常、骄傲自大的态度
王子さまを困らせるようになった。
让小王子变得为难
例えばある日、
比方说某一天
自分の四本の刺の話をしながらこう言った。
一边谈着自己四根刺的事情一边这样说道
「たとえ虎が来ても大丈夫よ。鋭い爪で…」
「即使老虎来了也没有关系哦。用这锐利的爪子……」
「僕の星には虎はいないよ。
「在我的星球上没有老虎哦
それに、虎は草を食べないし。」
而且,老虎也不吃草。」
「私、草ではないんですけど。」
「我可不是草。」
「ごめんなさい。」
「对不起。」
「虎なんかちっとも怖くないけれど、
「虽然老虎一点儿也不吓人
風が吹き込むのが苦手なの。
可是我不善长应付刮风
貴方、衝立(ついたて)がないのかしら。」
你啊,难道没有屏风吗?」
(風が吹き込むのが苦手だなんて、
虽然是植物
植物なのに、困ったことだわ。
却说不善长应付刮风,真是让人为难
この花はけっこう気難し屋さんだぞ。)
这是朵颇为爱挑剔的花呢
「暗くなったら、
「到了夜里
ガラスの覆いを被せてちょうだい。
请给我罩上玻璃罩
この星はとても寒いわ。
这颗星球非常冷呢
作りが悪いのね。前に私がいた所は…」
环境很差呢。我以前住的地方啊……」
花はいきなり口を噤(つぐ)んだ。
花儿突然缄口不语
種の状態で来たのだから、
因为它来的时候是粒种子
他の世界のことなど、
其它世界的情况
何一つ知っているはずがない。
应该一概不清楚
花はすぐに
花因自己
ばれる嘘をついてしまったことが
撒了这样一个立马就会败露的谎
恥ずかしくて、
而感到羞愧
悪いのは王子さまのせいにしようと、
打算将错误全推到小王子的身上
二度三度咳をした。
就接二连三地咳嗽
「で、衝立は?」
「那么,屏风呢?」
「探しに行こうとしていたら、
「正打算去找的时候,
君が話しかけてきたんでしょう?」
是你来搭话的不是吗?」
すると花は、
于是花
わざとまた咳をして、
又故意咳嗽
王子さまの良心を疼かせた。
令小王子的良心受到谴责
こうして王子さまは、
就这样小王子
心から愛していたにもかかわらず、
尽管心里喜欢着花
直(じき)に花のことを信用できなくなっていった。
也马上变得不能相信花了
些細な言葉を一々深刻に受け止め、
对每一句无关紧要的话太认真
その度に不幸になった。
结果就导致了不幸
「花の言うことなんか、
「花儿说的话
聞かない方がよかったんだよ。
不听还比较好啊
ただ眺めたり、
仅仅只要看着它啊
香りを楽しんでいればいいんだ。
欣赏它的香味就可以了
あの花は僕の星を
那朵花令我的星球
いい香りで満たしてくれた。
充满了芳香
それなのに僕はそれを楽しめなかった。
然而我却没能欣赏那些
虎の爪の話にしても、
即使对于谈论老虎的爪子
僕はうんざりしたけれど、
我已经厌烦了
花にしてみれば、
但是站在花的立场
ほろりとさせるつもりだったのかもしれない。
也许是打算要我同情她的
あのころの僕は、
那时候的我
何(なん)にも分かっていなかったんだね。
怎么什么也不明白呢
言葉ではなく、
我不该根据她的语言
振る舞いで判断しなくちゃいけなかったんだ。
而应根据她的行为来判断她的
花は僕の星をいい香りで満たし、
花儿让我的星球即充满了芳香
明るくしてくれた。
又令它颜色鲜艳
僕は逃げちゃいけなかったんだ。
我不应该离开她跑出来的
つまらない見せ掛けに隠れた花の優しさに
隐藏在花无趣的外表下的温柔
気づくべきだった。
我应该察觉到的
花って、本当に矛盾しているからね。
因为花真的很矛盾呢
でも僕はまだ子供で、
可是因为我还只是孩子
あの花の愛し方が分からなかったんだ。」
没能理解那朵花儿爱的方式啊
王子さまは星から出て行くために、
我想小王子大概是
渡り鳥の移動を利用したようだ。
利用侯鸟的迁移的机会离开星球的
旅立ちの朝、
起程那天的早上
王子さまは星をきちんと片付けた。
小王子把星球打扫得干干净净
活火山を掃除して、
清扫了活火山
煤(すす)を丁寧に取り払った。
认真地去除了灰尘
二つの活火山は
两座活火山
朝食を温めるのになかなか便利だった。
热早点时非常地方便
用心に越したことはないので、
因为没有需要更注意的事情了
一つある死火山の煤も払っておいた。
就把另一坐死火山的灰尘也扫干净了
綺麗に掃除しておけば、
只要清扫得干净的话
火山は静かに安定して燃えて、
火山就会平静、安定地燃烧
噴火はしない。
不会喷火
それから王子さまはちょっぴり寂しそうに、
然后小王子看起来有些寂寞地
入ってきたばかりのバオバブの芽を抜いた。
拔掉了刚生长出来的猴面包树
二度と帰ってくるつもりはなかった。
他没打算再回来
その朝は、
那个早上
やり慣れた作業が何もかも
他感觉做惯了的工作
とても愛おしく感じられた。
全都非常可爱
花に最後の水をやり、
在给花浇最后的水
ガラスの覆いを被せてあげようとした時、
为它罩上玻璃罩时
王子さまは
小王子意识到
自分が泣き出しそうになっていることに気づいた。
自己好像要哭了
「さようなら。」
「再见。」
王子さまは花に言った。
小王子对花说道
しかし、花は答えなかった。
可是,花儿没有回答
「さようなら。」
「再见。」
王子さまは繰り返した。
小王子重复着
花は咳をした。
花咳嗽了
でも、風のせいではなかった。
可是,不是风的缘故
「私が馬鹿でした。
「我是个傻瓜
許してください。幸せになってね。」
请原谅我。要幸福啊。」
非難の言葉がなかったので、
因为它没有说指责的话
王子さまはビックリした。
小王子很吃惊
すっかり戸惑って、
完全地不知所措
ガラスの覆いを持ったまま立ち尽くした。
就这样拿着玻璃罩伫立着
この穏やかな優しさの意味が
他不明白
分からなかった。
她为什么这样平和温柔
「そうよ。私、貴方を愛している。
「是啊 我 爱着你
貴方が気づかなかったのは私のせいね。
你没有发现是我的错呢
もうどうでもいいけど。
不过已经无所谓了
でも貴方も、私と同じくらい馬鹿だったのよ。
可是你也是和我一样的傻瓜啊
幸せになってね。ガラスの覆いは捨てて。
要幸福哦 把玻璃罩丢掉吧
もう要らないから。
因为已经不需要了」
「でも、風が…」
「可是,风…」
「風ならそんなに酷くないわ。
「风的话,并没有那么厉害啊
夜の涼しい空気は体にいいし、
夜里凉爽的风对身体也好
私は花ですもの。」
因为我是花嘛
「でも、動物が来たら…」
可是,假如动物来了……
「蝶々と知り合いになりたかったら、
如果想要和蝴蝶相识的话
毛虫(けむし)の二匹や三匹、
两三条毛虫
我慢しなきゃね。
是要忍受的呢
蝶々って、とても綺麗だって聞いたわ。
听说蝴蝶是非常美丽的
だって、他に誰が私を訪ねてくれるって言うの?
因为,除它以外还有谁还会来看望我呢?
貴方は遠くへ行ってしまうし。
因为你也要到很远的地方去了
大きな動物も全然怖くないわ。私にだって、爪があるもの。」
我一点也不害怕大型动物哦 因为我也是有爪子的 」
そう言って花は
那样说着的花
無邪気に四本の刺を見せ、こう言った。
天真地展示了四根刺 这样说道
そうやっていつまでもグズグズしないで、
「不要一直这样慢吞吞地
いらいらするから。
让我心烦意乱
行くって決めたのなら、すぐに行って。」
如果决定了要去 就马上走吧」
花は泣いているところを、
花儿是不愿意
王子さまに見られたくなかったのだ。
让小王子看见它哭的样子啊
それほど自尊心の高い花だった。
它是自尊心那么高的花啊
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