歌词
月に輝く白亜の壁は 全てを拒むように高く
月光照耀着的白色高墙 那高度仿佛能将一切阻隔
祈りひとつも通さぬほど整然と街を囲む
密不透风地包围着小镇 就连祈愿也无法穿透
少年は壁に耳を当て 外界の世界を想う
少年将耳朵贴向高墙 想象着外部的世界
果てなく広い草原 煌びやかな水音
无边无际的草原 清脆悦耳的水声
笑顔の絶えない家族 優しかった兄の横顔
笑逐颜开的家人 哥哥亲切的侧脸
けれどその記憶は古びた絵本のように遠く……
然而这份回忆已如陈旧的绘本一般遥远……
夢のようにおぼろげで不確かなものだ
只不过是像梦境一样的朦胧而虚幻之物罢了
少年少女達はこの街に幽閉されていた
少年少女们被幽禁在这小镇之中
「ここから外へ出ることは決して叶わない。
“绝对无法从这里逃离。
日々同じ時刻に届けられる食事は、
每天同一时刻白色装束的大人们,
たったひとつだけある街の入り口から
从小镇唯一的入口
白装束の大人たちが運び込む。
将食物送给我们。
無言の彼らは淡々と、その作業に徹していた」
他们冷漠无言地执行着这一工作”
僕らは受け入れている 外の世界の風は
我们被收容在此地 因为外部世界的风
死の病に侵されているから
已经沾染了死之瘟疫
感染していない僕らは、この地で守られているんだ
未被感染的我们在此地被保护着
隔離された僕らは、この場所からはじまっていく
被隔离的我们,作为天选之人
約束の地に残された
被遗留在
選ばれし存在
起源于此处的应许之地
七色の硝子箱 両親にもらった宝物
七色的玻璃盒 从双亲处收到的宝物
抱きしめて生きてゆこう
紧抱着它生活下去吧
それが運命ならば
假如这就是命运的话
「隠蔽された真実。踏み込んではならない禁忌。
“被隐瞒的真相。不可触碰的禁忌。
聡い少年はやがて気づいてしまう。
敏锐的少年最终注意到了。
病んでいるのは世界ではなく。
患病的并不是世界。
……壁の中にいる少年少女達自身だということを」
……而是高墙之中的少年少女自身”
『約束の地なんて、どこにもないのだから……』
“因为应许之地什么的,无论何处都不存在……”
選民という幻想 世界から遺棄される
名为选民的幻想 被世界所遗弃
真実はいつだって残酷で
真相永远都是残酷的
僕らは捨てられたのだろう この白亜の檻の中に
我们大概已被抛弃在这白色高墙之中了吧
行き場のない苛立ち 大人たちの白装束は
无处发泄的焦躁 大人们的白色装束
僕らのためなんかじゃなく
不是为了我们所穿
彼らを守るもの
而是为了保护他们
衝動に任せて 彼らの仮面を剥ぐ
任凭冲动揭下了他们的面具
その下にあったのは
在那之下的却是
涙に目を腫らした、母親の姿だった……
哭肿了眼睛的,母亲的面庞……
捨てられたわけじゃなかったんだ
我们并非已被抛弃
ずっと傍にいてくれた
一直陪伴在身旁的大人们
大人たちは皆少年少女達の家族で
都是少年少女们的家人
死に向かう僕らを見守ってくれてた
照看着迈向死亡的我们
近くて遠い距離 手の届く場所にいるのに
近在咫尺却远在天涯 虽然就在触手可及之处
触れることは許されない
却连互相触碰都不被允许
これは運命だから
因为这就是命运
けれど母親は僕の、流れる涙を拭って
然而母亲拭去了我的眼泪
躊躇わずに抱きしめた
毫不犹豫地抱起了我
ずっと離れぬよう……
仿佛永远也不会分开……
「病に冒された子を抱く母親の目はとても穏やかだった。
“抱起患病儿子的母亲目光十分平静。
少年は懐かしい匂いのする胸の中で眠る。
少年闻着令人怀念的香气睡在了怀抱中。
母親と触れ合ってしまっているという事実に絶望するのは、あと何秒後だろう?
因和母亲互相触碰的事实而感到绝望,是几秒之后的事情呢?
嗚呼、この瞬間にも、母親にまで死の病が……」
啊,在这一刻就连母亲都被死之瘟疫……”
『どうせ世界は終わるのに……』
“明明无论如何世界都将走向终结……”
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