聖戦と死神 第3部「薔薇と死神」 〜歴史を紡ぐ者〜

歌词
「此処は何処なのかしら」
“這里是什么地方啊
私は確か…追われ
我明明記得 被追逐
矢を射られ…倒れたはずだったわ
被箭射中然后就倒下了呀……”
「気付いて良かった」
“你醒來真是太好了
大丈夫かい
沒什么大礙嗎?
私の名はアルヴァレス
我名叫Alvarez
君達の村を襲った軍隊の指揮官
襲擊你們的村子的部隊的指揮官……
だったのだが…今ではもう追われる身だ
但是……現在我也成了被追逐之身……
からと言っても…言い訳に過ぎぬ
雖然這么說……卻只不過是強辯罷了……
私が憎いかい
你恨我嗎?”
「えぇ」
“嗯……
憎くない
不恨……
と言ったら噓になるけれど
那就是說謊了……
助けてくれた貴方のこと
不過……你救了我的命……
私は信じたい
我相信你……”
私はベルガ人(ベルジュ)なのだよ
“我是一個‘Belga人’(Belge)啊
亡國の仇を取る為
為報亡國的仇恨,
舊フランドルへ身を寄せた<異邦人>(アルベルジュ
委身于舊Flandre的‘異邦人’
この意味が解るかい
這是什么意思你明白嗎……
お嬢さん
小姐?
この手はもう取り返しのつかない程に汚れている
我手上的血跡已經太深,永遠無法洗凈……”
「最初は怒りからプロイツェンを」
“起初是沖冠一怒,把Preuzehn……
次に異國での居場所を確保する為ロンバルドを
然后為了確保自己在異國的地位,再把 Lombardo……
そして己の願望を満たすという目的の為に
接下來為了滿足自己的愿望,
カスティリヤを滅ぼした
又把Castilia滅亡了……”
「今でも目を閉じると」
“直到現在,一閉上眼睛,
鮮やかに浮かんでくる風景がある
腦海中依然會浮現出那鮮明的景象……
私にはどうしても取り戻したい場所があったのだ
對我來說,有著一個無論如何都要奪回的地方……
そんな私に當時のキルデベルト六世陛下は約束してくれた
那樣的我,就和當時的Childebert六世陛下立下了約定……”
「國をあと一つ」
“還差一個國家……
例えばプリタニアの征服を條件に
就是Britannia的征服,那就是條件……
ベルガの獨立自治権を許すと
他應允賜給Belga以獨立的自治權……
私は他人(ひと)の國を売って
我把他人的國家出賣,
自分の國を買い戻そうとしたのだ
只是為了買回自己的國家……”
「私はそんな愚かな男なのだよ」
“我就是這么一個蠢人……”
「そう…そんな愚かな男なら」
“是嗎……這么一個蠢人的話,
私がここで殺してしまっても構わないわね
我就在這把你殺了,也沒什么關系吧?”
「あぁ…好きにするが良い」
“嗯……你想殺就殺吧……
私は取り返しのつかない過ちを犯してしまった
我已經犯下了永遠無法挽回的過錯了……”
「馬鹿!それでは何も解決しないじゃない」
“笨蛋!即使殺了你也什么都解決不了呀,
貴方はそれで満足かも知れない
不是嗎……你難道只會以此為滿足嗎……
でも貴方の仇を取ろうとする者が現れないとは限らない
而要為你報仇的人也未必不會出現……
その論理が繰り返し悲劇を生んでいるのよ
這樣循環往復,只會使悲劇一再重演……”
「取り返しのつく歴史なんて一つもないの」
“歷史從來都沒有后悔可言……
だから尊いの
因此更重要的,
だから私達は新しい歴史を創ってゆくの
是由我們去把新的歷史創造……
愚か者とは
所謂的蠢人……
過ちを犯す者のことじゃない
不是指犯了錯誤的人……
過ちと知ってなお
而是知道自己的錯誤
正そうしない者のことをいうのよ
也不肯改悔的人啊……”
「…ねぇ…そうでしょう」
“喂……我說得對吧?”
「お嬢さん…君は強いな」
“小姐……你真堅強……”
「えぇ…そうよ…私は強いわ」
“嗯……對啊……我是很堅強。
この國の未來を背負っているんだもの
因為我背負著這個國家的未來啊……”
「この國の未來」
“這個國家的未來?
プリタニアの女王は若い娘だと聞いていたが
的確聽說過Britannia的女王只是個小女孩……
まさか…君が
難道……你就是……!”
「ローザギネアヴァロン…」
“Rose Guine Avalon……
そう…私がこの國(プリタニア)の女王よ
對,我就是這國家(Britannia)的女王……
黙っていて御免なさい…でも解って欲しいの
一直瞞著你,抱歉……
アルヴァレス將軍…私は貴方を信じます
Alvarez將軍,我相信你……”
「これは…女王陛下とは露知らず」
“看我這……不知是女王陛下
數々の非禮を
諸多無禮之處……”
「お願い!畏まらないで」
“拜托!別這樣,
私はそういうの好きじゃないの
我一點都不喜歡。
私のことはローザで良いわ
你叫我Rose就好了……”
「それにしても貴方があの有名な「ベルガの死神」(アルベルジュ)とはね
“說回來,你就是那有名的‘Belga死神’(Albelge)啊……
…想像していた像(イメージ)と隨分違うわね
跟我想像的完全不一樣,
熊のような大男だと思っていたのに
我還以為是個像熊那么壯的大漢呢……”
「…でも<ベルガの死神>(アルベルジュ)はやめた方が良いわね」
“……不過你最好別叫 ‘Belga死神’(Albelge)了,
この國では流行らないわ
不是這個國家通行的叫法……
プリタニア風に言うと
用Britannia話來說……
そうね、<ベルガの暴れん坊>(アーベルジュ)かしら
對,就叫 ‘Belga的壞孩子’(Arbelge)好啦……
そっちの方がずっと素敵よ
這么叫就好多了嘛……
ねぇ…そうしなさいな
喂……就這么定了吧?”
「何?さっきから女性(ひと)の顔をそんなに見つめて」
“干嘛啊?剛才就用那種眼神一直盯著女士的臉……”
「いや…最初に貴女(あなた)を助けた時」
不……起初救下你的時候,
ある女性に似ていると思ったのだが
覺得你和某個女性長得很像……”
「思ったのだが」
“你覺得像嗎?”
「…今にして思うと全然似ておらぬ」
“但現在想想,明明一點都不像啊……”
「なに」
“什么——?!”
ウインダミアの湖畔を白い風が駈け抜けて往く
Windermere湖畔,白色的疾風驅馳而行……
トリストラム騎士団長率いる第六騎士団が衛る地
前往騎士團長Tristram的第六騎士團戍防之地
ランカスターへと…
Lancuster……
END
专辑信息
1.海の魔女
2.沈んだ歌姫
3.蒼と白の境界線
4.聖戦と死神 第4部「黒色の死神」 〜英雄の帰郷〜
5.黒の予言書
6.碧い眼の海賊
7.薔薇の騎士団
8.<空白>のクロニクル
9.雷神の左腕
10.キミが生まれてくる世界
11.<ハジマリ>のクロニクル
12.雷神の系譜
13.詩人バラッドの悲劇
14.約束の丘
15.辿りつく詩
16.聖戦と死神 第3部「薔薇と死神」 〜歴史を紡ぐ者〜
17.アーベルジュの戦い
18.聖戦と死神 第1部「銀色の死神」 〜戦場を駈ける者〜
19.聖戦と死神 第2部「聖戦と死神」 〜英雄の不在〜
20.書の囁き
21.書の魔獣