歌词
息を切らす 少年の行く先に
疑う事もなく 手を引かれ走る少女
たどり着いた 寂れ荒んだ街は
行き交う人もなく 褪めきった風が抜けた
やがて歩みを止めたその少女は
音もなく その場で倒れこむ
声を掛けてみても 瞳の奥に光は無かった
途方に暮れて 泣きそうな少年へ差し出す
知らない右手の主へ縋り叫ぶ
『助けてぼしい』
頷いて 少女の中 機械の体をこじ開り緊く
新しい部品へと取り換えた
その目には なぜか涙が浮かんでた
不安そうな 少年の表情に
優しい笑み浮かべ どこが不思議な彼女
少し歩き 招かれた地下室は
沢山の機械と人形が動く施設
語り始めた 彼女は悠然に
この場所と壊れた人形の墓
『すくに少女の事 修理しないと永くはもたない』
気づかなかった後悔と自責が入り混じる
悲しい瞳の彼女へ託した 壊れかけの少女
この手では守り切れない 強く結んだ拳を見つめた
少年の心を見透かすように
不器用に微笑じ姿 切なくて
かつて見た面影が彼女の脳裏に過る
ずっと探していた 一番の友達
溢れそうになる感情
押し殺して白衣に手を伸ばす
それは私だけの 消えるはずのない
過去のオモイデ
途方に暮れて 泣きそうな少年へ差し出す
震えた右手の主が声を絞る
『こめんなさい』と
零れ出す涙こらえ 歩み進める扉の向こうへ
新しい部品へと取り換えた
その目から なぜか光が消えていた
暗闇の少女
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