歌词
うらら晴天より落下する稲光
ぽつり立つる一つ木の髄を貫いた
涼風人の心知るならば
あまねくなにそれより麗し髪を揺らせよ
息を吐いて止めた 風に震える君の前髪
僕のヌースは弾けて吹き飛んだ
まだ意識の底の底で ただ鼓動が脈を打つ
霞雲霧雨となって地を濡らし
土を巡りて森に人に芽を吹かす
ああ水よ彼女にも染むならば
見えざるその胸の奥深くしのび知らせよ
まるで春は渺々 花もはじらう芳し香り
神のロゴスもかすんで地に堕ちた
祇園の鐘はまだ遠く
君は満ちる月の光
君は明けゆく東の尾根の空
僕の目には君のみいまそかり
ただ春の夜夢深く
突風吹きて踊る髪に時雨の降れば
雨の滴るいつくしうなじ
僕のヌースは弾けて吹き飛んだ
まだ意識の底の底で ただ鼓動が脈を打つ
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