歌词
斜め後ろから いつだって見ていました
襟足のはね方が可愛いと思ってた
視界のすみっこで出来るだけ笑ってました
「あなたの世界を 汚さないように」
給水塔 言えなかった言葉をとぼとぼ落としてく
全部あなたにあげたい 持っていてしょうがないんだもの
商店街 煉瓦道 水たまり避けて蹴っていく
小さなきらきらを しまって
君のことが好き なにもできないまま 勇気までとどかない声
痛いな 辛いけど 壊れるよりもいいんだ
歩いていく 君が笑う声 出さない手紙 溢れかえった！
遠回りで歩いていこう
あれから早足で数年を生きてきました
置いてきた景色を恥ずかしく思ってる
会えなくなってから いや眺めていただけ だけど
「あなたの世界は どう変わりましたか」
排水口 シンクのはじ 汚れをごしごし洗ってる
何もできなかったよなぁ「悔しい苦しいどうしてさ」
部屋のしみ 灰のカーテン 大雨 外で喚いてる
大きなぐるぐるに 飲まれた
君のことが好き そんな声なんてさ 縋ってるだけに聞こえるよね
なにもない毎日に 無理に意味をくっつけて
古びてゆく 思い出の全部と 私自身ってなんだっただろうか
栓をあけたら飲み込まれる
ぐるぐる ぐるぐる
洗濯機はまわる
乾燥機もまわる
地球だってまわる
わたしの目もまわる
無関係な人生を歩んでいく
あなたの人生にわたしは 登場していないのに
あの日にいくつか交わした声
未だに持っていてごめん
くやしい なつかしい うれしい
君のことが好き 忘れなくたっていい
荷物になるほど重くない
伝えず 関わらず それでも居てくれたんだ
歩いてゆく 君が笑う声
忘れそうにたまになっていく
それさえも少し嬉しいよ
专辑信息