歌词
壊れた心象に落とし込んだ
誰かの哲学の引用は消えた
夜半過ぎの考察の回答
シニカルな幻想が
螺旋状 回転する
気が狂う程の牢獄に
「さあ、逝こう。」
この手を取って
伽藍堂の閉じた感情
切り取る表紙の中
「如何して？」
答えはないのに
欠けた理想 現実
沈み込んだ私の皮肉だけ
放物線 描いた小説には
場違いな真実
ロジカルな希望には
傍観する感傷さえ
忌み嫌う程の迷宮で
「さあ、死のう。」
この手を折って
不感症 酷く濁る
切り取る淡い蕾
「試して？」
答えはないまま
塞いだ世界の中
揺らいだ誰かの残像
「さあ、逝こう。」
この手を取って
伽藍堂の閉じた感情
或る日の二人の情景
影法師 片方は消えた
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