歌词
人はかくも弱くて愚かなものか
ひどく冷えた目で聞いていた
（これが運命なのか）
育った集落には 貧しくたって
いつも笑い声が絶えなかった
（明日を信じられた）
「ヒナよ 辛いだろうが、
ここは涙を飲んで 村の神様になってくれるか」
愛した故郷が 今
（その年は幾度なく 厄事ばかりが起き）
人も（畑も）死んだ（枯れた）
どうして断る事ができるでしょうか
（こわいわ）私が厄を
（苦しいわ）全て受けるわ
神様だもの
村は久方ぶりに活気付いていた
私を送り出す祭のため
（これが最後の希望）
「ヒナよ 明日お前に
米に変えずとっておいた 赤いおべべ着せてやるから」
愛した故郷のため
（何もない家から ものを掻き集めて）
皆（祝った）皆（笑った）
笑顔また戻るなら いのち捧げましょう
（こわいわ）私が厄を
（苦しいわ）全て受けるわ
神様だもの
冷たい沼地に沈みゆく身体 さようなら
（手を合わせて 皆が祈る）
天を仰ぐ
私この村の神様になる
（今日から）私が厄を
（この身に）全て受けるわ
（約束よ）祀り続けて
（みんなの）厄神さまよ
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