歌词
「流れ星を見せたいんです」
一人の少女が呟いた
魔法の森を越えてボロポロの手と足で
少女の弟は病で 明日をも知れない身だと言う
ただ流れ星に願いを預けたいのだと
空は果てなく遠く遠く 人の身には手に負えないと
彼女は友人の巫女に弱音をこぼした
「足掻かないの?最初から諦めるの?」
その言葉は彼女を奮い立たせた
曇った夜空に 光一筋走る
まるで巨大なほうき星のよう 流星のよう
「これは前座だ」
口のなかで呟き 両腕を天に掲げて叫ぶ
「マスタースパーク!」
魔女は囁くように言った 星を落とす魔法などない
あったとしてもそれは人の手には余ると
「でも今年はひとつだけ手がある」と笑った
曇った夜空に 光一筋走る
まるで巨大なほうき星のよう 流星のよう
「これは前座だ」
口のなかで呟き 両腕を天に掲げて叫ぶ
「マスタースパーク!」
膨大な計算の果て 彼女はその夜を見つけ出した
光の柱 雲に風穴を開け
数十年に一度訪れる 流星の群れ
帽子をすこし目深にかぶり直し ..
空に手を伸ばす姉弟に 背を向け歩き出す
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