歌词
奪う正義を
今更に語る気もなく
黙して構えた視線の先には
色づく鮮やかな
季節訪れ
花弁巻き上げ空へと返す
ただ一つだけ小さな願いすら
この世界では拒まれるのか
祈り届け
振りぬく刃の向く先は
笑みはしない
極楽をただ指す
恐れ消えて
天上に向けて仇を為す
宿す命
ここで枯れ果てても
消えた温もり
全て今境界越えて
集まる願いが叶う時までは
高まる虚しさに
俯く先は
無色の風景
広がるだけで
ふと暖かい風が頬を撫でて
目を熱くする意味も判らず
春の影を
追い掛ければまた独りきり
想い托す
蕾をただ見詰め
翳す剣
映るのはただ叶わぬ夢
落ちる涙
隠して歩むだけ
今咲き誇る桜の花たちが
虚言の春を哀しく染めて
放つ刃
従う道ならただ一つ
瞳閉じて
煩いをかき消す
道の果てに
待つものがたとえ破局でも
止めはしない
剣の辿る軌跡
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