歌词
窓を開けても
港は見えず
いくら待っても
男は来ない
空のグラスを
目許で揺すり
調子はずれの
歌など唄ってる
手毬と言う娘は
ふかなさけ
いいとこばかりを
見て惚れる
てん・てん・てまりの
手が逸れて
今度もしあわせ
逃げてった
店も暇だし
そろそろ閉めて
今夜は二人で
呑み明かそうか
それでなくても
雨降る夜は
不実な恋も
いのちに見えてくる
手毬という娘は
ふしあわせ
ひとりで生きては
いけなくて
てん・てん・てまりは
ぬくもりを
探して転げて
何処へ行く
手毬という娘は
夜鳴き虫
明日を見るのが
恐くって
てん・てん・てまりの
酔い唄が
今夜も聞こえる
夜の隅
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