故に其の疾きこと風の如く

歌词
数えば 幾許(いくばく)も 無き
現人(うつせみ)に 時の間の 天命(てんめい)
瞬く 暇(いずま)に 罷(まか)る
陰縫(かげぬ)いを 仕上(しあ)ぐも 骨
余饒(よじょう)の 名残(なごり) 仔虫(しちゅう)が 老(お)ゆる
追ひ次(すが)ふは 虚耗(きょうこう)と 露命(ろめい)に
嘆(なげ)かふ 諦(あきら)む 恨(うら)みる なれど 際(きわ)に
重ねし 跡形 誇りて 眠り 逝(ゆ)くを 支(か)ふ
諭せば 解(かわ)らぬを 知る
墜(お)つ 蝉は 若為(いかに) 生い 去り逝く
痴(おこ)めく 如くに ゆかし
笹の葉の さやぎも 断つ
余饒(よじょう)の 名残 仔虫(しちゅう)が 老(お)ゆる
叶うならば 五情(ごじょう)を 此の 風に 覓(と)むる
嘆(なげ)かふ 諦(あきら)む 恨(うら)みる なれど 際(きわ)に
重ねし 跡形(あとかた) 誇りて 眠り 逝(ゆ)くを 支(か)ふ
広がる 死せる 風の 墓上(ぼじょう)
生命(いのち)に 在るは 現在(いま)
嘆(なげ)かふ 諦(あきら)む 恨(うら)みる なれど 際(きわ)に
早きを 愛(お)しみて 謝(しゃ)す 故(ゆえ)
風の如く 疾(と)かれ
专辑信息
1.八百比丘尼
2.風神
3.眼指
4.然れど偽りの送り火
5.神風
6.無風忍法帖
7.一目連
8.蛇蠱
9.故に其の疾きこと風の如く
10.雲は龍に舞い、風は鳳に歌う
11.春爛漫に式の舞う也
12.