歌词
海鳴りさえ 届かない静寂
波に踊る 泡と私の慟き
漂い乍ら 蠱毒を宿す 菖蒲あやめは
憑く 憑坐に 齎す事を選らぬ
想い丈を抱き締めたの 恋い恨み乍ら
赤む頬が訴うのは 煩う胸
此の祷は身に過ぎたの 忌まわしい置目
貴方の背を睨まえた 其の業異し
呼び名にさえ 音のない蠱が
際に迫る気振り 酬いの調べ
只 酔い乍ら 孤独を厭とし 危めた
尽くより 増しに 覚ゆる心の儘に
想い丈を抱き締めたの 恋い恨み乍ら
赤む頬が訴うのは 煩う胸
此の祷は身に過ぎたの 忌まわしい置目
貴方の手を掴まえた 其の業異し
漕ぎ戻して 告げたい其の愛こそ
彼我に 蠧毒を沃る
愛しい男 憎んだ 私を怨ず
其の骸を抱き締めたの 只悔やみ乍ら
絡む程に痛むのは 足掻きの指
そうよ 敵あだして 此の宿主呪わしい朽女
骨身深く貫いて 波静けし
专辑信息
1.八百比丘尼
2.風神
3.眼指
4.然れど偽りの送り火
5.神風
6.無風忍法帖
7.一目連
8.蛇蠱
9.故に其の疾きこと風の如く
10.雲は龍に舞い、風は鳳に歌う
11.春爛漫に式の舞う也
12.