歌词
人混みのノイズの中で
ふと気付き空を仰いだ
冴えない予報はデタラメ
黒く覆う雲が唸る
ぬるく侵す黒い雨に 脳髓まで痺れながら
あと少しもう少しだけ
見開いた眼を水滴が刺す
剥がれ落ちた色は
きっと錆びた夢の痕だった
欺いてい本能さえ
見ない振りして気の迷いだと
見落としていた野生だけが
自分を生かす これが最期の
悪足搔きの機会だと
白々しく笑う片目
ひらひらと物云いながら
影差す視線の裏には
勝手な期待とため息
見ない振り見えない振りが
ぶつかって火花が爆ぜた
ダブった景色に狂って
揭げた銃に向き合えばもう 思考など忘れて
ただ 獣が吼え合うだけ
軋轢だけが人生だと
のたうつように立ち尽くしても
抉れるような鼓動だけが 自分を生かす
これが唯一の 悪足搔きの動機だと
ただ剥がれ落ちた色は
そう錆びた鉄の痕だった
鈍く光ったナイフだけが
燒け付いていた それだけだった
言い訳めいた甘い夢で
目を逸らしてた それだけだった
この場所で また佇む
届かない
陽の光が差す果てまで
专辑信息