ゴールネット

ゴールネット-熊木杏里

自分『じぶん』という名『な』において

ぼくは生き『いき』ていると思『おも』ってた

抑圧『よくあつ』にあおられて

一人前『いちにんまえ』　気取『きと』ってただ

前『まえ』のめりな生『いき』き方『かた』を

ぼくもできていると思ってた

いすのないフルーツバスケットでも

居场所『いばしょ』　探『さが』せるかい？

つき上げ『あげ』てくる感情『かんじょう』を

くたびれさせる前に

どこにいても　谁『だれ』といても

自分にだけ　梦中『むちゅう』でいたい

ぼくだけのゴールネットを

揺ら『ゆら』したくて　戦い『たたかい』に出『で』てく

心『こころ』から喜『よろこ』べるただひとつを

ぼくは手『て』に入れたいから

たくさん人が倒『とう』れていった

ぼくの胸『むね』のまわりで

いいことなんかないのに

笑『わら』って　それでも生きてる

ぼくは今日『きょう』の为に『ために』生きる

同じ『おなじ』明日『あす』は来ない『こない』

まぶたから　涙『なみだ』など

拾『ひろ』わないで　前を见『み』てる

それぞれのゴールネットを

揺らしたくて　梦を见ている

きっと叶『かな』う　ぼくはそう信『しん』じている

だってぼくもそうだから

自分を裸『はだか』にしたい

冷たい『つめたい』雨『あめ』の日『ひ』も

言叶『ことば』だけになり飞『と』びたい

はりさけそうなときも

ぼくだけのゴールネットを

揺らしたくて　戦いに出てく

心から喜べるただひとつと

ぼくが出会『であ』えるために