歌词
永い旅の果てに埋もれた 雪の景色は溶け去り
視えなくて良いものばかりが瞳に触れる
天に咲ける魔花の薫りが 幻覚(おもい)を導くのなら
真実(わたし)を紐解いた 偽物(あなた)へと歌いましょうか
還りたい都市(ばしょ)は とうに崩れ始めたから
もう二度と わたしを誘わないで
欠けた月が匂う湖 この身を透かす水辺(みずべ)に
微笑んだわたしと似た存在(ひと)が泣き濡れている
交わる現実、記憶、何も定かでない
水鏡(かがみ)さえ確かな事は映さず
世界を水面に分けられた
夢見る偽物(あなた)と真実(わたし)
いずれはどちらも波に溶け惑い消えるでしょう
――わたしに心はありますか？
姿のなき声だけが あのLip-Aura(はな)を露に濡らす
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