歌词
重ねた旋律
布を織るように
上がる左手
さぁ はじめましょう
調弦なんておざなりにして
響き渡るはスピッカート
己の声を誇示するように
叫び狂うヴァイオリン
猫撫で声のオーボエ
掻き消すように刻んで
その右手のタクトで
運命の扉 貫いて
波打つような音の海
藻掻き進むその先
アルペジオに導かれて
辿り着くのは神の待つ山?
そんな十の言葉
要らない
リトルネッロの谷間に覗く
小川のような緩徐楽章
私の心を映すように
涙に濡れるヴァイオリン
九番目の呪いを
解き放つように奏でて
未完成の調べを
書き上げる力に変え
雲間から射し込む
赤い赤い光のように
貴方のその左手で
新世界の靄を払って
呪いに蝕まれた
一夜限りの協奏曲
そんなのはただの幻想
ほら終わる
もう終わるわ
サァ踊リ狂イマショウ?
音の
階段
駆け
下りて
転び
進む
その先
ヴィルトゥオーソに導かれ
生まれる
大地の歌声
もう逃げ出さずに
蜃気楼を払い
さぁ、葡萄酒を掲げて
「9th tarantella」
END
专辑信息