歌词
この世界にお別れを
いわなくては
静けさが体を溶かすから
この世界にお別れを
いわなくては
旅立ちの朝は夏の匂い
この世界にお別れを
無限は色
七色を紡ぎ形を成す
この世界にお別れを
下弦の月
暗闇の日々に浮かんでいた
降り出した雨はやがて
風に負けて
泣き出した空のために
虹を架ける
この世界の苦しみを石で沈め
埋め立てた海に街ができる
この世界の輝きは無名の花
七色を飾り形を成す
この世界の輝きは無名の人
ありふれた命を育てる人
渡り鳥たちは磁場を感じながら
暖かい土地をめざし
さあ風に乗れ
宝物を川底へ流せるなら
私は誰を探すのだろう
この世界にお別れを
いわなくては
か弱きものたちよ
声をあげて
捕われた野の獣は迷いの中
戦いの日々の夢を見る
吐きつけたあの言葉は
ああ、誰のため?
積み上げた壁の中で
誰を笑う?
投げつけた石の先で睨んでいる
その顔の中に私がいた
この世界の輝きを土に埋めて
選ばれた美しさで欲を満たせ
この世界の憎しみを金に変えて
優越に浸せ、城を築け
この世界の輝きは無限の音
放たれた矢は次の射手へ伝う
この世界の輝きを捨てた森で
生まれたての鴉が眠りにつく
「この世界にお別れを」
鳥は歌う
はぐれた小鳥を探しながら
「この世界にお別れを」
君が笑う
失くした日々を隠しながら
この世界にお別れを
いわなくては
静けさがこの体を溶かすから
この世界にお別れを
無限の人
七色を紡ぎ形を成す
この世界にお別れを
無名の人
旅立ちの朝は夏の匂い
旅立ちの朝は夏の匂い
旅立ちの空は…夏の香り
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