歌词
私と、彼女は、多分友人でした。
我和她，或许是友人。
その子の名前は、こちやさなえ。
她的名字……東風谷…早苗。
今はこうして、夢の中でしか思い出せない、そんな彼女。
现在，我只能在梦中想起她。
風の中で柔らかく微笑んでいた彼女のこと、現実の私は、忘れてしまっています。
風中带着温和笑容的她，在醒来后悉数遗忘。
どうして認識できなくなったのか……
為什麽不能够认出她呢……
そして、どうして、夢の中ならば、思い出すことができるのか……
然後，為什麽会在梦中呢……為什麽还能再回忆起呢……
それは私が、結界が見える能力を持っている、だからなのでしょう。
那是因為，我拥有感知境界的能力吧。
世界と世界の境目、ライン区切り
世界之间的境界线
私はそれらを見つけることができます
我可以感知到它们
そして、夢の中でなら、それらの世界に踏み入ることもできるのです。
如果和我在一個梦中，你也可以走进那些世界。
時々不気味に感じてしまうこの能力ですが、今は感謝していました。
这种能力有时会让我感到毛骨悚然，现在我却十分感谢它。
なぜなら、その能力のおかげで、私はこうして、彼女のことを思い出すことができるからです。
因為多亏了那个能力，我才能这样想起她。
あの白くて透明な肌も
白皙透明的肌肤
風になびく綺麗な髪も
风中飘扬的绮丽长发
落ち着いた心地よい声も
宁静舒适的话语
私がなくしたくない
我不想忘记
失いたくない
不想失去
彼女の大切な思い出でした
这是我心里和她的那份珍贵回忆
だからこうして、あの日のことを夢に見ると
所以，当我在梦中看到那一天时
私はつい、涙してしまいます
我不禁流下了涙水
目が覚めた私は、自分がなぜ泣いているのか、分からなくて
醒来时，我不知道我為什麽在哭
ただただ、焦燥感に似た寂しい気持ちが胸を締め付け、また泣いてしまうのです。
只是孤独的感觉，在心间挥之不去，涙水，不禁又流了出来。
そんな日はつい、蓮子に甘えるようなことを言ってしまいます
那些日子里，不知不觉就会对莲子说一些撒娇的话
夢で見るのはいつだって、あの時の風景
梦中所见的，总是那时的风景。
私が彼女と最後に会った夕暮れの時。
黄昏时分，我最后一次见到了她。
それは、おそらく
这可能是，
彼女がこの私たちの世界からいなくなる、その直前でした。
在她离开这个世界前的最後景色吧。
早苗：お久しぶりですね、マエリベリーさん。
早苗：许久不见啦，玛艾露贝莉。
あの日、久しぶりにあった早苗さんはあ。以前と同じように、微笑んでいました。
那一天，久违地见到了早苗，她同往常一样微笑着。
梅莉：あ！久しぶりねさ/なえさん。それと、メリーでいいよ～
梅莉：嗯！好久不见，早苗。还有…梅莉就可以了呦～
早苗：あ、それでは…メリーさん...ですね？
早苗：嗯…梅莉……可以麽？
梅莉：うん、それでお願いね～
梅莉：嗯！那就拜托了～
早苗：なんだか、会えて嬉しいです。
早苗：嘻嘻…我觉得……见到你很开心。
そう言って、嬉しそうに頭を下げる彼女は、まるで、夕闇の中に消えてしまうかのような、そんなはかなさを持っていました。
这样说着、开心低下头的她，仿佛要消失在黄昏中般虚幻。
梅莉：私も会えて嬉しいけれど……
梅莉：我也…很高兴见到你……
その雰囲気がおかしいことくらいは、当時の私でも、分かっていました。
当时的我，觉得那种气氛很奇怪。
その彼女から、何と言いますか。
她……怎么说呢……
私が夢で見るあちら、側の世界、その気配を感じ取ったからです。
我在梦中，对于那个世界的感知又加深了。
今にして思えまあ、納得できることもあります。
一些事情，也变得可以理解。
あら人神、人間でありなだから、神の奇跡を起こすもの。
现人神……因為不是人类，所以会产生神的奇迹。
彼女のいない今のこの世界では、なくて当然の存在ですが。
在现在的这個世界里，没有奇迹是理所当然的。
彼女がいた時のこの世界でもうん。彼女はやっぱり、得意な存在で。
在之前的这個世界里，她还是奇迹之神的化身。
人々は、彼女の奇跡を信じなくなり、次第に、彼女のことを忘れ去っていきました。
人们变得不相信她的奇迹，渐渐地，忘却了她的事情。
この世界から、忘れ去られるものが集う、あちらの世界、彼女が向かってしまうのは、必然だったのかもしれません。
前往那個由遗忘之物汇聚的世界，或许是必然的。
早苗：どうかしましたか、メリーさん?
早苗：怎麽了？梅莉？
梅莉：え、あ……なんでもないよ……
梅莉：欸？啊…没什麽呦……
早苗：そうですか…なんだか、とても寂しそうな顔をされてます。
早苗：是嘛…总感觉，梅莉的神色十分寂寞。
梅莉：そうかな……
梅莉：是这样麽……
早苗：私はメリーさんの笑顔が好きなので、できれば笑ってほしいのですけれど。
早苗：我喜欢梅莉的笑容，如果可以的话，希望能够笑着。
梅莉：あーうん、いきなり笑えって言われても、私にはそういう演技の才能がないからね。だから早苗さんに、お願いしようかな～
梅莉：啊…嗯……即使突然被说要笑，我也没有那种演技的才能欸，所以就拜托早苗吧～
早苗：しまった私が面白いことを言わなければいけなくなってしまいましたか…？
早苗：啊？糟糕了……我必须要讲笑话了才行吗…?
梅莉：奇跡的に面白いジョークを期待していいかな？
梅莉：我可以期待奇迹般有趣的笑话吗？
早苗：そ…さらにハードルを上げましたか……えーと......
早苗：这…难度提升了啊……嗯……
梅莉：うんうん～
梅莉：嗯嗯～
早苗：Byō…病院が吸ったんだ!
早苗：病…病院冒烟啦！
早苗：Byō～in～
早苗：Byō～in～
梅莉：あー…えっと……
梅莉：欸…那個……
早苗：ごめんなさい！！！ストーブがストーブと迷ったんですけど……
早苗：对…对不起！！！其实是火炉里的烟迷路了……
梅莉：まあ病院が吹き飛ぶ方が何というか奇跡的だものね～
梅莉：嗯，如果是病院被吹跑的话就更奇迹了呢～
早苗：よかった、受け入れてくださって、それにちゃんとメリーさんが笑ってくださったのでオッケーです。
早苗：太好了，你接受了我的笑话，而且梅莉也笑了，没问题啦。
梅莉：本当だ！
梅莉：真的！
私は…今のジョークのの内容よりも、早苗さんの可愛らしさに微笑んでいて。
我…比起方才笑话的内容，早苗的可爱表情更令人不禁微笑。
してやられたなと思ったのでした……
这是不是没救了呢……
早苗：それにしても、懐かしいですね。メリーさんと出会ったのもこんな夕焼けの綺麗な日でした。
早苗：即便如此，也很怀念呢。初遇梅莉，也是在一個这麽绮丽的日落时分呢。
梅莉：私がレポートで神様についてを教えてもらいに行った時だったっけ？
梅莉：我在因為作业报告向你请教神的事情的时候吧？
早苗：はい、こんな綺麗な人がいる大学なら、私も行ってみたい、思ったんですよ。
早苗：是的。如果大学有你这麽漂亮的人，我也想去看看。
梅莉：あら私も。こんな綺麗な子が後輩だったら、もっと色々楽しかったかもしれないわね。
梅莉：哎呀，我也是。如果有你这么漂亮的孩子是后辈的话，我也许会更加开心吧。
早苗：今は楽しくないのですか？
早苗：现在……不开心麽？
梅莉：ううん、楽しい、親友も変わり者だけど、面白いですね。
梅莉：嗯(摇头)，很开心，好友虽然也是怪人，但是很有趣。
早苗：そっか……会いたかったな、親友さん。
早苗：是嘛……很想见呢，那位朋友。
梅莉：あ…じゃあ、今度紹介するよ、神社に連れて行くね。
梅莉：啊…那麽，下次我介绍一下，带去你在的神社。
早苗：うんうん……
早苗：嗯嗯……
その時の早苗さんの顔、今でも忘れられないもので。
那时候早苗的神色，至今也难以忘怀。
早苗：はい！それじゃあ、是非、なんだ……
早苗：是的！那麽不论如何，欢迎呦……
夕日を背景に、その微笑みは、まるで泣いているように見えました。
夕阳下，她的微笑，像是在哭泣。
梅莉：さなえ…さん?
梅莉：早苗…？
早苗：じゃあ、会えたのがメリーさんでよかった……
早苗：然後，我很开心遇见梅莉……
梅莉：そう…思います…なんとなくだけど、私も…今日会えてよかったで、思った…
梅莉：嗯，不知為何我也是……我…很开心今天能够遇见你……
早苗：メリーさん……
早苗：梅莉……
同時に、なんとなくですが、もう、会えないような、そんな予感が、確信になったのでした。
现在，不知为何，我产生了一种我们不会再见面的感觉。
梅莉：うん、だからさあ、早苗さん、だから、次に会う時は、お互いに、とっても笑顔で会うね、さなえさん。
梅莉：嗯！下次我们见面时，一定要面带微笑哦，早苗。
早苗：そうですね…うん……
早苗：是啊…嗯……
梅莉：奇跡的に面白いジョーク、期待してるよ！
梅莉：奇迹般的笑话，我很期待呢！
早苗：あ…そうですね……はい！ね、必ずまたお…会いしましょう。その時は私も…私も…私が大好きな…二人を紹介します。
早苗：啊…没错……是的！我们再见的时候，我想把我最爱的两个人介绍给你。
梅莉：じゃあ、約束ね、早苗さん
梅莉：那麽，约定了呦，早苗。
早苗：はい！
早苗：嗯！
そして私たちは、夕暮れを背景に。まるで、子供のように、小指と小指を絡めて、お互いに満面の笑顔で別れました。
夕暮下，我们将小指勾在一起，在彼此的灿烂笑颜中分开了。
梅莉：またね、早苗さん……
梅莉：再见，早苗……
早苗：はい……まだですよ、メリーさん……
早苗：是……还没有呢，梅莉……
その瞬間、私たちの間に、とても優しい風が、吹いたのでした……
那个瞬间，我们之间，吹着非常温柔的風……
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