紅鳶捨猫録

歌词
ちょいと先刻ぶたれた傷の礼に
駆け出しゃ花街は天気雨
「おやおやずぶ濡れ子猫だね」
粋な姐さんわたしを連れてった
わたし三味線なんかになれやしません
「お前の器量じゃ無理だろうね」
はっきり言われてにゃあと泣いた
「あたしの横に座ってな」
迷路のようなこの街で
その手をしがみついていた
花柳に灯り ぱっぱっぱ
あっちもこっちも ぱっぱっぱ
紅鳶色の羽織をただ追いかける
お座敷から ちんとんしゃん
丁々発止で ちんとんしゃん
男女折衷見頃で御座います
「にゃーっ」
生憎猪鹿蝶なら飛んで行った
帰れる床などありゃしない
炊事 掃除 使い 稽古 日が沈む
相合々々々々傘の下 泪
ねえ鳥や一曲お願いよ
袖を噛んじゃうようなやつ
コラッと叱られ屋根の上
雄蕊と雌蕊の喜劇
わたしの腫れもの触れないで
姐さん怒ると怖いから
花柳に灯り ぱっぱっぱ
あっちもこっちも ぱっぱっぱ
紅鳶色の羽織をただ追いかける
お座敷から ちんとんしゃん
丁々発止で ちんとんしゃん
男女折衷見頃で御座います
是にて御仕舞
专辑信息
1.明尾高屋上投身事件
2.番蝶
3.怪々絵巻 -改装-
4.収穫の唄
5.浮雲
6.紅鳶捨猫録
7.物怪紐解草子
8.胎児孕む胎児
9.古書屋敷殺人事件 -すずむ&おればなな編曲版-
10.鬼は敲く月下の門
11.古書屋敷殺人事件 -改装-
12.繍-ぬいとり-