歌词
横断歩道で手を挙げて
渡るあなたの少し後ろで
僕はただ傍にくっついて
何食わぬ顔して渡ってただけ
矢面に立つ気概などは無く
そっと権利だけ主張して
傷を恐れない誰かさんの
虎の威を今日も借りている
無理矢理止められたドライバー
苦々しく舌打ちしていたな
いま前を歩いてくあの人は
ああ どんな顔してるだろう
あなたは今日もまた何処かで
済まなそうに手を挙げるのか
その度に誰かに嫌われて
困った顔でまた笑うのか
あなたの優しさが知らぬ間に
誰かを救っていたとしても
あなたの傷は一体誰が
ちゃんと見ようとしてくれただろう
たとえあなたが忘れても
覚えていようと思ったよ
世界中の全ての人が
同時に何か願ったとして
どれだけまともに生きようが
叶う側に居れない人がいて
馬鹿馬鹿し過ぎて嫌になって
真面目にやるのが阿保らしくて
それでも黙って歩いてた
あの背中を今日も思い出す
吐き気がするような理不尽も
平気な顔して耐えてしまえるよ
その割に眠れない夜が来て
また後悔してばかり
あなたは今日もまた何処かで
言葉を心に仕舞うのか
その度に誰かに誤解され
また「仕方がない」と笑うのか
あなたがどれだけ耐えようとも
構わずに世界は回ってく
あなたの底の言葉を誰が
ちゃんと聞こうとしてくれただろう
たとえあなたが言わずとも
覚えていたいと思ったよ
世界は今日も 回り続ける
あなたを忘れ ただ続いてく
何もかもすぐ 忘れてしまうから
少しでも覚えていたいと思ったよ
あなたは今日もまた何処かで
済まなそうに手を挙げるのか
その度に誰かに嫌われて
また笑顔の下で泣いたのか
あなたのような優しい人が
救われないような世界なんて
まちがいなく間違ってると
ちゃんと言葉にしておかなきゃな
たとえあなたが忘れても
覚えていようと思ったよ
僕も優しくあれるように
ちゃんと見ようと思ったよ
专辑信息