歌词
lyrics:RD-Sounds
Vocal:頼経 遥
ああ この眼下 まったき 暗闇ばかり
広がり続けている
そうして この身ひとつ
ただ孤独の中 立ち尽くしていた
いつからここに立っていたか?
そんなことさえ定かでない
おのれの過去のその全てが
この暗闇に溶け落ちたよう──
自分の顔 自分の名前
愛しき者 親兄弟さえ
残されたは 何であるか
問いべき言葉さえ“────”(出てこない)
ああ この まったき 暗闇の底で
何もかもを失った男が独り ここに──
名前のない──それ自体がもはや
どれほど男を怯えさせるか
その両手 戦慄かせ
その『 』(顔)覆いながら
いつからここに立っていた?
募る疑念のその果て度なく
あまりにも不自然な景色
何もかもが信じられない
そもそも疑うというなら
おのれというもののはじめから
疑念は解けぬ蔓のよに
おのれの足へと影を引く
疑いようもないはずの
自分というものの全て
そのはじまりから疑うことの意味を知れ
問わせてくれ どうか
誰でもいい 誰か
何でもいい
このおれがここにいる意味
何が⼀つでも
嗚呼 どうか
云わせてくれ 何か
──立ち尽くす 『無言』のままに 名前の無い男
ああ このまったき 暗闇に覆われて
何⼀つも 言葉を発せない
そう 思い返せば
目を覚ましてからまだ
おれはただの⼀言も 口にできていないのだ──
この暗闇は 閉じ込められて たった⼀言の台詞(言葉)も与えられない
誰がおれの名前を奪ったのか?
或いはそんなものは無かったのか?
もしおれが誰かの作った
舞台装置(物語の欠片)でしかないのなら──?
どうわらってどうなけばいいのか?
なにをあいしなにをにくめばいいのか?
どういきてどうしねばいいのか!?
こんな できそこないに うみおとされて!!
振り絞れよ 喉よ
震わせてよ 声よ
何でもいい
このおれがここにいる意味
⼀言だけさえ
嗚呼 どうか
云わせてくれ 何か
それがなぜ
行き過ぎた望みであるはずがない!!
この舞台の上で
どうか歌わせてくれ
未完のまま 閉じられんどする
思い 激するうたとして
嗚呼何を
叫ぼうとしてさえも
──呪わしく 項を垂れて 震えの止まぬまま。