歌词
[01:13.31][01:30.82][02:13.94][02:55.52][03:12.14][03:55.02][05:39.95]
いつか二人で歩いた坂道
一人ゆく度その広さを知る
降り積もる雪だけ思い出のまま
祈るように抱えた欠片は
雫となり指から零れてゆくだけ
息さえ埋め尽くすかのような
しろのなかに
僕は立ち尽くす
ガラスの曇る色のない部屋に
交わす言葉さえ見失う
刻む針の音
すり減る時間に惑う
「寒い」と
ぽつり呟くその瞳が
遠ざかるのを感じていた
——冷たい。
真白な手と手を重ねたまま
暮れる冬の午後
窓の外染めてゆく
雪(きみの名)を、よぶ。
独りで初めて見る雪は
潜めていた聲さえ凍てつかせてゆく
今はもう夢にすら見ない
溶けた雪と
色褪せた写真の残り香
专辑信息