歌词
鱼酱:江戸の町は今日も深く
夜の帳(とばり)かけて行く
鏡向いて 紅をひいて
応じるまま 受け入れるまま
ぬぬ:橙色 輝いた花
憧れてた 望んでいた
いつのまにか 藍色の花
けれど私 安くないわ
鱼酱:『真は ただ一人の 何方かのためだけに
咲いていたかったのだけれど
運命は わっちの自由を奪い
そいで 歯車を 廻して行くのでありんす』
合唱:偽りだらけの恋愛
そして私を抱くのね
悲しいくらいに感じたふりの
吉原今日は 雨
貴方様どうか私を
買っていただけないでしょうか
ぬぬ:咲き出す 傘の群れに
濡れる 私は 雨
ぬぬ:行きかう群れ 賑わう声が
ひしめき合い もつれ合い
鱼酱:願うことは どうかいつか
鳥籠の外 連れ出して
ぬぬ:『真は 行くあてなど 無くなってしまいんしたのだけれど
此方の籠の中から見える景色だけは
わっちを いつなる時も 癒してくれるのでありんす』
合唱:偽りだらけの恋愛
そして私を買うのね
私に咲いた花びら
濡れる心に降るは雨
貴方様どうか私と
一夜限りの戯れを
鱼酱:望む シミの数が
鈍く 心に 刺さる
ぬぬ:憂いを帯びた花
望む 果てる
合唱:『ようこそ おいでくんなまし』
鱼酱:恋人ごっこの夜に
吐息「あっアッ」と鳴かせて
悲しいくらいに感じたふりの
吉原今日も 雨
合唱:偽りだらけの恋愛
そして私を抱くのね
悲しいくらいに感じたふりの
吉原今日は 雨
貴方様どうか私を
買っていただけないでしょうか
ぬぬ:咲き出す 傘の群れに
合唱:濡れる 私は 雨
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