歌词
艶（あで）やかな歌声で
あなたを誘（いざな）いゆこうか
黒き翼に嵐を纏った
魅惑の歌声に
身を任せて惑う人々は
幻影の底へと
眩く光る琥珀の窓から
覗（のぞ）いた蒼き世界
澄み渡った揺れる視界から
夜空を見上げ
荒れ狂う足音感じて
迫りくる恐怖に
舞い踊る空 駆ける雲の影に
綺麗な声で歌う
輝く群青（ぐんじょう）の闇は
あなたを優しく包み
咲き誇る色とりどりの花たちが
手を取り共に踊るの
だから深い闇の底に
堕ちても怖がらないで
艶（あで）やかに酔いしれる声で歌う
なのにまだ届かずに
待ち侘びた瞬間（とき） 六番目（さいご）の私が
羽ばたく白き世界
揺れる水面（みなも） 眩い街並み
心躍らせ
浮かぶ船（はこ）の中に煌く
蒼い瞳見つめ
こんな素敵な夜を踊れたなら…
魅惑の声で歌う
輝く穢れなき素肌が
醜い私にあれば
咲き誇る色とりどりの花のように
可憐に舞い踊るわ
そのまま深い闇の中で
今宵はあなたに抱かれ
艶（あで）やかに酔いしれる声で歌う
なのにまだ届かずに
荒れ狂う波の叫声（きょうせい）に
抗えず漂う
沈みゆくあなたを抱いていつまでも…
「これでずっと一緒ね」
この声伝わらぬとしても
手を引きあなたとゆくわ
咲き誇る色とりどりの花たちが
二人を祝福するの
だから深い闇の底で
今宵も明日（あす）もこの先も
永遠に抱き合ったままで踊る
なのにもう届かずに
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