歌词
ワン、ツー、ワン、ツー、スリー
曖昧だと信じたものも
きっと形があるわ!
正しさから乗り違えたら
二度と戻りはしないわ
須らく また移ろうことを
皆忘れているのだろう
恨み 嫌い 笑うまにまに
ふいに露と消えるわ
いつも言葉にならぬ気配は
暗い底からやって来ます
乾涸びた私に接木を
優しく編んでくだされば
二度とただ折れずに
育てるでしょう
悲しさはまた横たわり
背中にそっと手をかける
触らないで 見つけないで
淀んでいくから
私たち簡単になくなるものを
どうしてこんなに大切に抱えているのでしょう。
割れることを怖れるなら壊して仕舞えばいい、
別れることが悲しいなら離れて仕舞えばいいのに。
落ちる速度に身をまかせることは簡単で、
沈む招の底は生温かく浮かぶ地上より心地よいのです。
-『奈落論』 より引用-
他人の手にあるものが全部
善く見えるのは何故だ?
どうしようもなく虚しい夜さ
僕のそばにいないか
いつも言葉にできぬ気配は
雨のように落ちて来ます
何も厭わないのに誰ぞ
草臥れたわたしにそっと
甘いお水をくだされば
きっとただ迷わず
進めるでしょう
悲しさはまた広がって
やがて視界を奪ってく
恐れないで 惑わないで
息をしてたい
このまま
繰り返しただ うなだれて
終わるのでしょうか
悲しさがまた根を張って
淡い期待を掬っても
愛しさを嗅ぎ分けて
歩いてゆくでしょう
生きてゆくでしょう
生きていいでしょう
奈落の淵へ
夜を越え違い地上から
いま叫ぶ声が
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