歌词
嗚呼、所変わりますれば
桜に誘われ後様にて一二三四
あやかし住まいしかの町鳥居を
数えてふりかえみればたちまち妖怪町
[00:38.50][01:04.09][01:20.21][01:32.59][01:45.87][02:13.16][02:38.42][02:54.59][03:06.97][03:21.32][03:54.27][04:06.16][04:18.27][04:32.02]
音に聞く妖怪町が祟り花通り
狐のお宿があったとさ
黄金の毛並みに似合いのかんざし
お出迎えしゃなり
明け暮れてどんちゃん騒ぎ
鬼や神や あ、酔い酔い
くすんだ毛並みの子狐の小坊主
障子覗いてよだれ
人に化けてもこのざま なんて
やれ出来損ない の下働き
こんな狐がこの世にいると
狸に知られるよりは
死んだ父のよしみだと 優しく
女将さん達が おいてくれました
テンは出来損ないだけど
とんだ役立たずだけど
さあさ皆さんタスキをコンとしめて
[04:20.86]運ぶお膳の上には油揚げ
繫盛繫盛で大繫盛
[04:27.31]いらっしゃいませ
その客をよく知る者はいないが知らずと分かる大妖怪
誰もがその気にガタガタ震えてパタパタリと気絶
あの離れと飯をただそれだけでいいと低く客は言う
誰もが嫌がるその客の相手は小僧の役目となる
まさかこの気を感じない ほどに
駄目なあやかし がたが好都合
いいかいテンやよくお聞きなさい
粗相をするんじゃないよ
皆がなにをそんなに 震えて
怖がってるのか わからないけれど
テンにもできることならば
最悪ここでおさらば
さあさ長過ぎるタスキをコンとしめて
絢爛豪華なふすまのその先
背を向けた男の帯にはカラリ風車
驚くほど穏やかに 腰掛け
凪いで本を読む 客の膝の上
くうくう寝息立てる馬鹿者
しっぼを掴んで戻る
何も怖いことなどは なくって
遠いカラクリの 町の遣いだと
テンにお話してくれたから
頭をそと撫でてくれたから
カラクリ目隠しのその下で
優しく笑うお顔は見えずとも
何かできることはないでしょうか
コンと月に鳴く
皆さんタスキをコンとしめて
狐がどろんとおもてなし
[04:53.27]小判を鳴らせば地獄も極楽
どろりコンコンコン
狐のお宿で死んでもどんちゃん
もひとつコンコンコン
やだね昔の思い出話など
あの子は遠く
おさらばコンコンコン
专辑信息