歌词
「俺の妹はこんな可愛いわけがない」第七話特典CD
優しい嘘と私の初恋
あの頃の話をしよう
何もかもが初めて
きっと一生忘れないあの頃
そう、これは私、新垣綾瀬の初恋の話である
あれは十月
私が一人暮らしをしているお兄さんの部屋に日々通ってところでした
スケべで変態のお兄さんなか、大嫌いなんですけど
顔を見たくないですけど
仕方ありません
だって
ね~お願い
桐乃にそう頼まれちゃいましたから
だから仕方ないです
私はあくまで嫌々お兄さんのご飯を作ってあげたり、お洗濯をしてあげたりしているんです
まったくもう、いくら桐乃に頼まれたからって、どうして私がこんなことをしなくちゃいけないでしょ?
あぁ~、嫌だ、嫌だ、嫌だな
お兄さんになんか会いたくないな
そうやって、私は嫌々渋々お兄さんのアパートに通っていたのでした
そんなある日
ただいま
お帰りなさい、お兄さん~
うぅ...おっ...綾瀬来てたのか
はいちょっと早く来すぎちゃったみたいで掃除をしてました
そうか、いつもありがとうな
いいえ、どういたしまして
そんなたわいもないやり取りがまるで新婚さんみたいな、
なんて思えて
い~嫌だもう、私たら何を考えてるでしょ
恥ずかしくて死んでしまいそう
屈辱です...お兄さんごと気に…………こんな…………
オイィ…どうした?
お兄さん!!
はい
この水着の女性が表紙の本はなんですか?
なぜ、お前がその本を??!!
掃除をしていたと言ったでしょ
まったく、女の子にこんな嫌らしい本を見せつけて
デリカシーがないと思わないですか?
ちょっと待って綾瀬、話し合い前に右手に持っている包丁をほどけるやってくれないか?
もう、いいですけど、
取りあえずそんなところに立っていなで上がったらどうです
ありがたくそうさせてもらうぜ
ここは俺の部屋なんだけどねぇ
何か言いましたか?
いいえ、何でも
お望み通り包丁を置いてきましたよ
それはありがたいんだが
今度は殺虫剤を持って来やがったなぁ どういうつもりだ
なんだと思います?
ゴ…ゴキでも出たの
じー~~~
俺を見るなよ!何?俺が害虫てこと?
自覚があったと驚きですが
まだ何も言ってないのに勝手な解釈で怒らないでください
他にどういう解釈があんの
涙ながらに抗議してくるお兄さん
そんな顔見てると、ふとぞくぞくしてくる自分に気が付きます。
もっと虐めてあげたくなってしまう というか
もっと泣かせてあげたいなって自然に思えてくると いうか
うふふ…おかしいな私
お兄さん、この殺虫剤は
人にも有毒なんですよ
OK話し合おう
もう一度聞きますよ
この本は何ですか?
エッチな本です
ん?そうですか
セクハラですね
ちゃんとしまておいたじゃないが
わざわざ見つけ出してそれはないんじゃないか
そんなことありません
さ、そもそもこんな本を家の中に存在させておく悪いんです
分かったから
スプレープチュプチュするはやめろ!
ととというかですね
なんで私のぐラビア載ってる雑誌がエッチな本と一緒に隠されているんですか
難しい質問だな
私の水着の写真がエッチな本と同じってことですか?
誤解だ綾瀬
何が誤解だっというんです
この雑誌は
桐乃の水着も載って
よけ悪いです
この変態
殺虫剤の缶で殴りあがったなぁ
誤魔化さないでください
や...やっぱりお兄さん
桐乃のことをいやらしい目で...
だから違うっつの!
うるさい、死ね!!
思い返してみるとお兄さんとの思い出ってこんなのばかりです
そうそうこんなこともありました
その日、私はお兄さんのアパートで洗濯をしていました
お兄さんは勉強のために図書館開設中
つまり、今の部屋には私一人だけということになります
洗濯機が回っている間、軽く部屋の片付けをしていたのですが
ふと、私はあるものに目を付けます
お兄さんのワイシャツです
あれも洗ったほうがいいよね
私は少しずつお兄さんのワイシャツに近づきます
指先で触れるとやましいことなんて何もないはずなのに
なんだかいけないことをしているような気になってきます
お兄さんのワイシャツ…………
あ!!
なんだ…私を驚かせたのは洗濯機が止まった音でした
び..びっくりした
私は洗濯機を睨み付けてからブンブンと頭を振ります
それでも熱くなった顔はなかなか冷えたはくれませんでした
さて、気を取り直して洗濯物を干さないと
私はべランダに洗濯物を干していきます
その時
何が足りないよな
私はあることは気づいてしまいました
お…….. お兄さんのパンツがない
ここ?
ない
じゃここ?
ない
お兄さんねぇ一体とこに!!??
あ、やった!!
ただいま
Σ( ° △ °|||)︴
綾瀬、タンスを開けて何やってるの?
お兄さんが驚くのも無理はありません
なぜなら今私の右手にはしっかりとお兄さんのパンツが握り締められていたのですから
お兄さんお帰りなさいΣ( ° △ °|||)︴
お帰りなさいじゃねえよ!通報しますよ
なんて私がお兄さんに通報されなくちゃいけないですか?
今のお前は天使じゃない下着泥棒が!!
誤解です!!
そうか、やったわかったぞ
最近まだこっちに引っ越して来る前からだが
俺のパンツが少しずつ減っているような気がしていたんだ
犯人は貴様か!!
それは本当に誤解です
っていうか私そんな汚らわしいもの盗むくらいなら
あなたを殺します
自分じゃなくて俺を殺すのだ?
とにかく落ち着けてください
この状況は落ち着けるか
綾瀬貴様は何を目的た?
私はお兄さんのパンツを洗おうとしていただけです
タンスに入ってのは洗わなくていいよ
で!!す!!か!!ら!!
なんで下着を洗っちゃうですか
なに?
お前は一体俺に何を問うているの
どうして俺はパンツを洗ったことで叱られなくちゃいけないの
私が聞いてるのは「なんで自分で洗っちゃうんですか」ってことです
私が洗おうと思っていたのに見当たらないから
それでタンスの中をチェックしていたんです
そうだったのかよ
安心したぜ
俺のパンツなんか盗んでどうするつもりかと
何を想像しているんですか、変態
女の子に下着を洗ってもらうのが恥ずかしいから
自分で洗ってたんだけど
そんな気遣いは無用です
これからはちゃんと洗濯機に入れておいてください
わかったよ
わかればいいんです
いつまで俺のパンツを大事そう握りしめてるつもりなんだ?
Σ( ° △ °|||)︴
完全に汚物扱いかよ、いいけどな
というわけで
なぜ近寄ってくる?(⊙?⊙)
お兄さん、脱いでください
はぁ??(⊙?⊙)
脱いでください
どうして脱がなくちゃいけないだ
これからお兄さんのパンツを洗います
だから、脱いでください
なんだその理屈は?
まだこれは洗わなくいいです
ダメです
私は桐乃に頼まれたんですから
やめろ!!綾瀬!!
桐乃はこんなこと望んじゃいない!!
お兄さんに桐乃の何がわかるって言うんですか?
というか、お前、単に俺を脱がしたいだけなんじゃないの
ち…違います!
もう、大人しくしてください
痛えぇ
ここまでですね.(> <)
なんだその笑みは?
べルトを外すな!!
助けて!!
さぁ、堪忍してください
京介、差し入れ持ってきてやたぜ
今回はマジでうめえから
え?
あ?
違うの、かなこ、これはね
桐乃、綾瀬がお前の兄貴をそうてんぞ
やめて!!
あの時は本当にもうダメかと思ったなぁ
思い返せばとても楽しい日々でした
騒がしくて、切ない日々でした
お兄さんはとんでもない大嘘つきです
私のついたずるい嘘を優しい嘘で包み込んでくれたあの人
スケベで変態でシスコンでロリコンでそのうえドMで
逢うたびにセクハラばかりして私を怒らせで
いつだってお人好しでお節介で
そう、初めて会った時からずっと変わらないあの人
鈍くて理不尽で優しくて
いつもいつも私を惑わせて
そんなあなたのことが好きです
最後に一つだけ残ったずるい嘘を終わらせよ
今度は私があの人に優しい嘘をつく番だから
专辑信息
1.The last ceremony
2.ホントの気持ち
3.恋の魔法と闇の力
4.優しい嘘とわたしの初恋
5.The last ceremony(Instrumental)
6.ホントの気持ち(Instrumental)