黒い涙

初めて見たあなたは

ただの子供でしかなく

染まらぬ白い花を

どうして手折ろう

感情隠し

近づいた私に笑む

凛と咲く百合

たおやかなあなた

何にでも優しくて

負けない強さ

秘めている瞳に

惹きつけられてた

笑顔を向けられると

しまる良心が疼く

触れ合う先が熱い

気づかぬ振りした

時が過ぎて

美しい大人になる

愛していると囁いたあなた

泣きながら手にかけた

晴れやかに全て

受け入れた顔を

忘れないだろうだろう