歌词
「この生で成し遂げることは、優しさを貫くこと」
そう誓った兎はある日 老人と出会った
「どうか空腹から 私を救ってくれ」と
山を越え野を駆けて 獣に追われて逃げながら
だけど何も見つからず 落胆する老人の顔が浮かぶ
優しさを果たせぬのは 誓いを破ること
老人に火を与え 兎はこう言う
「おいしい食事を すぐに与えます」と
そのまま走り出して 兎は焚き火の中へ
「貴きあなたのために せめてこの命を差し出します」と
老人は祈る
「この兎のように優しく生きる」と
空から注ぐ光が 兎を包む
空に上る兎は 天の光に拾い上げられ
月の光となって その優しさで世界を照らしている
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