歌词
覚えがあれば思い出すがいい
子供の頃の約束を一つ
「おおきくなっても、ずっとなかよしで!」
…そんな、何て儚い幻覚(ファンタズマ)
幾日が過ぎ去って、そして幾年
可愛らしくも美しいあの子
方や、わが身は、推して知るべく
約束を為したままの姿で。
いくつもの約束➾裏切りへと
そのつもりのあるなしを問わず
結果は不動、常に変わらずに
相容れぬものが誰か判明るだけ。
どんな言葉を 飾ろうと
その答が変わることはないのだけれど
ただ、口惜しい。
left behind.
果たされぬ無数の約束を引き受けて、
その数だけ自分というものをいやほど思い知りながら。
left behind.
…それでもまだ何かを諦めきれず、
今日もまた、小さな裏切りをこの身に受け止め続ける。
紅く染まれと、わが身に叫べど、
その声は力なく木霊して。
覚えがあれば思い出すがいい
傍目にも美麗な優しさ一つ
「宛がないなら、家に来なさい」と
…そんな、何てくだらぬ茶番/夢想(ファンタジア)。
一日、一月、一年と、少し。
疑念は形を伴って
終いに問われるいつもの調子で
お前は一体"何物"なのだと。
そうしてまたも辿る逃避行
背に受ける視線はバケモノのそれ
かつて同じ人間(もの)であったと
認めることさえもはや吝かに
どんな思いに 至ろうと
この答が変わることなどないのだけれど
ただ、やるせない。
left behind.
突き刺さる無数の悪意に晒され
心だけは無痛であればど願い続けて遥か
left behind.
…それでも必死に抗う言葉が
搾り出されずに消えてゆく「バケモノはお前達(ら)の方が!」と。
醜きかな、嗚呼、その有様。
永久に見慣れることなどないのか。
永遠に、独りなのかと。
その果てしなさに、、、
はじめに暗く。
永遠に、独りなのかと。
その途方もなさに、、、
終りに冥し。
left behind.
誰からも手を差し伸べられずに
行く当てなく逝く当てもなくただ孤独を噛み締めて
left behind.
もはや仇でも憎きものでも。
「誰でもいい」と声にならぬ救いを求めて…
それでも
愛されさえも救われさえもせず 独り憂世に
おぼつかぬ足取りを刻み続けなければならない
left behind.
ここではない、どこかでさえもなく
私はどこへ、いったいどこへ、向かえばいいというのか。
誰か、一人でも。同じ、苦しみを。
分かち合えれば、と幻想(ゆめ)に逃げながら。
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