歌词
眉に唾(つば) 吐きつけて
目 側(そば)める
累卵(るいらん)の危うき
恋煩い
諭う様な其の仕草
君に蹴り
ラムネ瓶の欠片
散る心
齷齪(あくせく)と
火蓋を落とした所為(せい)
朱けて暮れてみても
沙汰は無く
可厭(いや)!可厭(いや)!
心は霧散(むさん) おぼろ雲
耳に胼胝(たこ)が栖(す)みて
警告す
秋波(しゅうは)の行方 何處(いずこ)?宙ぶらりん
空回ること 幾許(いくばく) 今日とて興醒め
紫煙(しえん)ゆらす 微薫(びくん)と
細い指
空谷(くうこく)の跫音(きょうおん)
待ち焦がれて
捻(ひね)た目で洒洒(しゃしゃ)と
君の衣(え)の
袖にされてみても
掴む裾
嘯(うそぶ)いて
綻(ほころ)んだ顔 狡(ずる)い
悲鳴と歓声が
夜(よ)の悉(ことごと)
串(じょう)!戯(だん)!
砂糖を煮詰めて 蜂蜜を
注いだような 科白(かはく)
糠喜(ぬかよろこ)び
端然(たんぜん)な振りも見栄も 到頭(とうとう)尽きて
息急(せ)き切った 坂道 今日こそ一念
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