歌词
かけがえのない気配を
聴きとれるひと
混迷の都市で
こころは静寂の
森を見つめていた
どれほど気高くても
いつかはうたが終わる
どれほど悲しくても
風に乗って遠ざかる
祈りはもう聞きとれない
双葉から 大きな背中で
澄んだ泉を やさしい笑顔で
老木からシンフォニーを
あふれる言葉で
花弁から不条理を
子供のひとみで
稲穂 オリーブ
愛のかたちを
魔法のように響かせることができたひと
「歌う」と「聴く」が同じ重さだと知っていた
僕たちは羅針盤を
なくした船なのさ
遠く海を離れ
砂漠で天を仰いで
あなたに話しかけている
双葉から 大きな背中で
澄んだ泉を やさしい笑顔で
老木からシンフォニーを
あふれる言葉で
花弁から不条理を
子供のひとみで
稲穂 オリーブ
愛のかたちを
魔法のように響かせることができたひと
澄み切った耳が地図となり歌人を導く
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