歌词
苦し紛れの問い 指先だけ動き
明日よりも今日が 怖いことを知る
僕らしさも消えて 足跡だけ残り
斬り捨てられない 残月を
しわくちゃの 温もりと
両手に残った 間違いが
失った 筈だった
灰色に 頬を冷やしてく
時が色褪せてゆけば それだけ月が輝く
すべてを無くした朝に 残酷な爪痕が軋む
ダレカを抱きよせて ダレカを思い出す
叶わぬ現実に 顔を逸らしてる
ムゲンな幻想に 焦りばかり抱いて
空虚な両手が 冷たい
引き換えた重さの 基準を間違えて
解いた隙間から 離れても残る
届かないと伸ばし そこにあるのを知る
今にも消えゆく 残月を
明け方の証明は
踏みつぶして固めた虚実
目の前に 剥き出した
土壌から伸びるものはない
何度でも繰り返して 次がないことを知れば
全てが涸れ果てるほど 今をなくすくらい容易い
透き通る程先 標のない道に
過ぎ去った稚拙が 胸をしめつける
爛れ切った傷に 時間はゼロ利率
塞いだココロが 壊れる
裏切りを問うほど 確かでない小指
カラになった先が イチを希求する
言葉の記憶さえ 音を殺している
光の逸れてく 残月を
目を凝らして見るほどに 希薄に空へ輝く
月は夜が消えるほど 褪せた雪のように溶けてく
引き摺った轍も 痕跡はもうない
離れて迷うほど 君を思い出す
檻は崩れ去って 嘆く場所をなくし
無彩な都会に 消えてく
選んだ未来には 君の姿はない
掴んだ未来では “次”を追っている
かざした天秤の 正解を知らずに
今にも消えゆく 残月よ
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