歌词
地面ばかり見て歩いていた僕は
上の青さに気付かなくて
馬鹿みたいに 馬鹿みたいに
闇雲に探していた
♪
白線の上に立って
流れる文字を追う
踏み出しそうになる足は
気付けば脆くも崩れて
微かに匂う 君の君の声が
風になびいていた
♪
湿気た顔をして生きている僕は
色の多さに気付けなくて
明暗さえも明暗さえも
分からなくなっていた
膝をつき座り込んで
流れた水は灰
ピントの合わない視界は
焼きついたように熱くて
久しく見上げた 君の君の瞳は
滲んだ青だった
いつからだろう
辺りを見回す余裕すら
忘れてしまっていた
針のような形をしたまま
僕らは何かになろうとした
優しく笑った君が
手のひらに雪解けを
つつみこんでいた
僕には 僕には
それが唯一の救いだった
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