时のかけら

堤防に波打つしぶきのキラメキ

時のかけらにも似て

閉じ込めた心のページをそっとめくると

なつかしい春の香り

君と二人きり　授業を抜けてだして

裸足で浜辺を駆けた

頰すり抜けてく潮風が

僕達の気持ちやさしく包む

見つめる瞳のその奥の

限りない夢は一つくらい　叶うはずだった

今何してる？それぞれの夢が

大人の道を歩いてゆく

誰でも心に　思い出抱きしめ

飛び立つ時が来るはず

フワフワ揺れてる風のせい

ひたむきに空へ舞い上がるのさ

卒業アルバム1ページに

僕の右上で微笑んでる　君がいつもいる