歌词
「しまりのないあなただけれど、
今日くらいはしっかりしてね。」
言って、すぐに『花粉症だ…』と
くしゃみをしちゃうあなた。
あの日、はじめての初詣
全く同じおみくじが出て
「つまらないね。」と茶化したけど
運命を感じてました。
伏見稲荷の千の鳥居を抜け
佳き日の空は青く広がって
白無垢にかかる桜の花びら
『綺麗だ。』と微笑うあなた。
「しまりのないあなただけれど、
今日くらいはしっかりしてね。」
相変わらずの君の言葉
緊張が和らいだよ。
伏見稲荷の千の鳥居を抜け
桜に染まる君は美しく
新しい場所へ連れてく君をね
守り抜くと誓うよ。
『年を取っても名前で呼び合おう。』
『子供を連れて夏祭りに行こう。』
『引っ越す前にさ、君の育った街を巡ろう。』
珍しく今日はお喋りなあなた。
伏見稲荷の夜に浮かぶ月に
生まれ育った街は照らされて
慌ただしく過ぎたキョウを包んで
私を送り出すの。
『年を取ったらまたここへ来ようね。
お山巡りで息切らしたりさ、
またこの旅館でお酒でも飲んで
昔話をする時、キョウの話になればいいなぁ。』
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