歌词
皆に 祈り 託し
巫女は 定に 死せり
総て 村(ふれ)を 念(おも)うが為
我ら 鬼の 番(つがい)
御霊への 務めに
罷(まか)る 容受せよ
汝(うぬ)らの 穢(けが)れを 総身に 背負いて
鬼謀の 蘇生(かえり)を 告げる
因(ちな)み 序に 謂うならば
汝(なんじ)らの 巫女(すずしめ) 正に 真の 鬼ぞ
いざや 道を あけい
早鐘(はやがね)に 精神(こころ) 萎(なや)される
破鐘(われがね)の 罵声(こえ)に 紊(みだ)される
愚かな 夢 奪胎の 贖(あがな)いと
只 転(まろ)んで行く
迷いを 砕いて 疾(と)く 馳せて
互いを 望みて 径(みち)を 駆けて
擬(まが)いを 見抜いて 舁(か)き 伏せて
違(たが)いを 暴いて 追(つい) 遁(のが)れて
粒切れの 息が 途絶えても
踝(つぶなぎ)の 撥条(ばね)が 径(みち)を 蹴る
遥かな 尾根 絶界の 限り迄 花を 抱いて行く
迷いを 砕いて 疾(と)く 馳せて
互いを 望みて 径(みち)を 駆けて
擬(まが)いを 見抜いて 舁(か)き 伏せて
違(たが)いを 暴いて 追(つい) 遁(のが)れて
連れ立ち
秋風(かぜ)に 揺れる 灯火
希(こいねが)う 差し延べて
繋ぎ掛けた 手を
生き合ふ 径(みち)ぞ
迷いを 砕いて 疾(と)く 馳せて
命沙汰 臨みて
互いを 望みて 径(みち)を 駆けて
擬(まが)いを 見抜いて 舁(か)き 伏せて
自分を 庇(たば)いて
違(たが)いを 暴いて 追(つい) 遁(のが)れて
彼方(かなた)へ / 此方(こなた)へ
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