歌词
虫螻の集った 拉げた電柱に凭れ
湿気った煙草咥え 瞼を閉じる…
作編曲:折倉俊則[I.L.C -Image Leaf Craft-]
作詞、歌唱、コーラス:悠花
新宿駅前
キープアウトで遮った
野次馬の群がる発見現場。
ざわめきの中心に
無言で眠っている少女。
未来の夢、希望も全部奪われた彼女は
悲しみも、もう感じられない。
外傷はなく、ただ魂だけが無い抜け殻のような
十二番目の連続事件被害者。
闇夜を駆け抜けて、地下迷宮の先へ。
謎を全て解き明かし、お前を追い詰める。
爪を、牙を、隠した野獣
背後に感じる冷たい眼光
「次はお前だ」
ネオンの灯りは 歌舞伎町の裏を隠した。
防壁と化した雑居ビルディング。
張り巡らされた剥き出しの錆びた鉄骨が
亡骸のようで。
黴臭さに咽ながら
進む廊下に潜む影。
現れた仮面の男はニタリと嗤う。
「ようこそ、十三番目の獲物(Game)」
闇夜を切り裂いた 月夜の閃光に
晒された身体はもう朽ち果てた傀儡。
留まらない血を欲し、飢えた眼をした
襲いかかる怪物に引き金を引く。
『オマエモ オナジダ』
詰る咆哮を封じ 脳天を砕いた弾は
乾いた音を響かせて コンクリートに転がる。
闇夜に溶け込んだ、どす黒い液体。
それでもなお ずるりと這いずる物体。
人を外れ 堕ちた者たちの
悪夢醒ます方法は一つ。
「チェックメイトだ」
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