桜時計

目を閉じれば 思い出すあの日の景色

手をつないで歩いた 桜舞う帰り道

「またね」と僕に手をふる 君は

舞い散る桜どこに？

届かない遠い明日へ消えてゆく

手に残った温もり 君の体温

「まだ会いたい」何でも心が叫ぶ

手のひらに思い出を載せて 花が

願いがもし叶うなら

もう一度この手に強く抱きしめたい

二人を刻む時計は

あの日から動きを止めたまま

最後に伝えたかった

この先もただ君だけを愛している