歌词
汽笛一声 新橋を
汽笛一声新桥发
はや我が汽車は離れたり
我的列车驶出站
愛宕の山に入り残る
隐入爱宕之山中
月を旅路の友として
月光同行伴我身
右は高輪 泉岳寺
#右为高轮泉岳寺
四十七士の墓所
#四十七士之墓所
雪は消えても 消え残る
白雪纵融融不尽
名は千載の後までも
功名千载永流传
国府津おるれば馬車ありて
国府津若有马车
酒匂、小田原 遠からず
酒匂小田原非远
箱根八里の山道も
箱根八里之山路
あれ見よ雲の間より
亦可见于云之间
遥かに見えし富士の嶺は
遥遥望见富士岭
はや我が側に来りたり
正在急速近我侧
雪の冠 雲の帯
#雪之冠与云之带
何時も気高き姿にて
无论何时姿态高
駿州一の 大都会
#骏州第一大都会
静岡出でて安倍川を
静冈安倍川之旁
渡れば此処ぞ宇都の谷の
渡至此处宇都谷
山きり抜きし洞の道
劈山开洞造隧道
名高き金の鯱鉾は
久负盛名金鯱鉾
名古屋の城の光なり
名古屋城之光也
地震の話しまだ消えぬ
饱经地震仍不朽
岐阜の鵜飼も見てゆかん
不见岐阜鸬捕鱼
東寺の塔を左みて
东寺之塔之左边
止まれば七条station
#坐落七条火车站
京都京都と呼びたつる
京都一呼即建成
駅夫の声も勇ましや
驿夫之声之勇猛
東に立てる東山
#东边坐落着东山
西に聳びゆる嵐山
#西边耸立着岚山
彼と此れとの麓ゆく
#两山之间麓中水
水は加茂川 桂川
#其名加茂川桂川
送り迎うる程もなく
送迎之程已不足
茨木吹田うちすぎて
茨木吹田已远离
はや大阪に着きにけり
马上将到达大阪
梅田は我を迎えたり
梅田欢迎我到来
三府の一に位して
三府之中第一位
商業繁華の大阪市
#商业繁华大阪市
豊太閤の築きたる
丰太阁建成于此
城に師団は置かれたり
城中师团驻此处
神戸は五港の一つにて
五港之首为神户
集まる汽船のかずかずは
聚集汽船鸣笛声
アメリカ ロシア シナ インド
美苏中印皆可通
瀬戸内がよいも交りたり
濑户内交于此处
思えば夢か時の間に
仅君入梦时间中
五十三次走り来て
五十三次来回行
神戸の宿に身を置くも
宿泊神户身已置
人に翼の汽車の恩
人有翼知火车恩
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