歌词
「二時間も待っていました
今日はもうこれで帰ります
二時間は長すぎました」
伝言板のチョークが折れて
マニキュアの手に白が散ります
ちょうど私が故郷を出た
あの日の雪の淋しさに似て
ノッポくん変って行くのはさみしいね
あなたはやさしさ失さないでいて
顔より心と言ってたくせに
きれいになれよってマニキュアの小壜
時の流れを五線紙にした
ギターが部屋で錆びてましたね
卒業しても歌ってたいと
瞳にきらめいた夢と一緒に
ノッポくん自由に生きてたあなたが
仕事の電話に御世辞覚えた
夢だけ食べてちゃ生きて行けないよと
言葉にひびわれたマニキュアの小壜
いつごろかしら あなたを囲む
綺麗なひとが眼についたのは
レースの服にルビーのブローチ
愛を片手で遊ぶ人たち
ノッポくんお化粧したって哀しい
銀に背のびを映しただけなの
これから私は旅に出るつもり
海辺に沈めましょうマニキュアの小壜