乙女椿を夢見れば

歌词
編曲、作曲:椎名治美
作詞、歌唱:瀧沢一留
ほろり 落ちる 雪時雨
今宵もまた 耳に届くは
遠く 近く 寄り添うように
凛と響き渡る君の音よ
嗚呼 花咲く季節はとうに過ぎ去り
今は枯れ園にひとり
ひと目見(まみ)えん 胸焦がす
叶わない思いだと知っていても
咲き匂え 紅き寒椿
甘く気高く艶めき
儚い輝きを
惜しむことも許さず
ぎらり 走る 冬の蕾(らい)
息を潜め 凍える夜は
募る想い 夢見るように
絡めた指先を引き寄せる
嗚呼 花咲く季節を迎える前に
脆く落ちる運命(さだめ)なら
ふたり 徒花となりたい
叶わない願いだと知っていても
雪しまく 白き箱庭を
赤く千々に染め上げ
舞い吹雪く激しさ
命 燃やし尽くせと
春 花の下ふたり手を取り
共に帰り路を……
他愛無い約束 遊(すさ)ぶ
懐かしく届かない日々は遥か
囁いた 悪しき戯れは
昏(くら)く我が身を誘(いざな)い
嗚呼 惑う愚かさを
君は咲(わら)うのだろう
咲き誇る 花の顔(かんばせ)を
強くこの目に焼きつけ
辿り着くいやはて
君と並び往こう
专辑信息
1.落葉舞う
2.睦月の朝
3.さんまのうた
4.乙女椿を夢見れば
5.月とうさぎ