歌词
秋の空に
白い壁が染まる
それを見上げて
呼吸していた
病室の片隅
上擦った声や
下手な笑顔が
雲のように遠くなっていく
締め切った窓に
閉じ込めたなら
なんて考えたまま
手を握って二人になれば
今もまだ“なれる”気がした
僕の口癖
いつも茶化して
なにもなく笑い合っていた日々が懐かしい
淡い髪が
紅い頬を隠す
それを見下ろし
鳴り続けた
心臓の音
何も言わずに
旅立つのなら
降り出した雨に傘は返して
ずぶ濡れのままで
君を見送るよ
手を離して一人になれば
何となく“なれた”がした
相も変わらず軽薄だねと
今度こそ愛想尽かして叱ってくれよ
約束ならいらない
懐かしいこと
懐かしいまま
消えていって
その中で残る確かな跡が
僕の中
生きている
手を引かれず一人でいれば
何もなく“いれた”気がした
照れくさそうに
誤魔化しながら
何ができただろうか
君のために
手を解いて二人になれば
またいつか“なれる”気がした
手を振りながら
見送る背中
最後だと離れる君に
ここでさよなら
ずっと忘れない
いままでありがとう