歌词
小林幸子
流氷哀歌
作詞:麻こよみ
作曲:船村徹
流氷みたいに 流されて
いつしか居着いた 北の果て
どこで生きても 同(おんな)じと
煙草を吹かせば すきま風
霙(みぞれ)の夜は 客もなく
薬缶(やかん)がシュルシュルシュル
鳴るばかり
♬
寝床で囁く 優しさを
本気にするのは あほう鳥
騙(だま)し騙(だま)され 泣かされて
気がつきゃやっぱり 一人きり
それでもぬくもり 恋しくて
素肌がチリチリチリ
泣くばかり
♬
小銭を貯めてる 酒の瓶
何(なん)にもあてなど ないけれど
ひとり飲みほす 燗冷まし
苦さが躰に しみて行く
故郷なんかにゃ 帰らない
流氷ギシギシギシ
鳴るばかり
玉樹臨風の老油條
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