歌词
「はじめまして」そう言うと
ひと際大きなその瞳が
揺れながらまっすぐに僕をみた
あれはまだ14のハル
それから今日までの日々
「あなたの声をずっと聴いていた」
もうなんて言えばいい? 迷子のクシャっとした顔
言わなくたっていい 溢れるほど伝わった ありがとう
今日はなんか楽しいな
遥か昔から「声」だけの
幼なじみで 積もる話なんかして
どこか自分の時間だけ
同じ場所でただただ円を
描いては止まってる気がしてた
それが今じゃ21のハル
昔の手紙の返事を
その胸に抱えてきてくれた
ロックバンドなんてもんを やっていてよかった
間違ってなんかいない
そんなふうに今はただ思えるよ
♪
宛名もなしに書きなぐった夢を
恥じらいもなく晒してきた本音を
君は受け取った 捨てずにあたためた
隣にいる友よりも 僕らは知り合えた
名前さえ知らずに
♪
僕ら君曰く 毎日、毎晩
雨も晴れも嵐も雪も
飽きもせず 話をしてきたらしい
時に忌み嫌い遠ざかり
音信不通の時を経て
でも最後には 戻ってきたんだと
周りの誰が聴かずとも
流行の歌流れようとも
自分にはこの歌があったよと
ロックバンドなんてもんを やってきてよかった
まともに話さえ できなかったこの僕が
そんなにも君と 想いを交わしあっていた
ロックバンドなんてもんを
やってきて本当によかった
♪
開き直りの心の有様を 長ったらしい無様な告白を
書きなぐり続けた 世界にバラ蒔いた
たやすく風に舞い すぐに掻き消された
でも君は受け取った 捨てずにいてくれた
風よりも小さな 僕の声を拾い上げてくれた
遥かな彼方へと 歌歌よ飛んでいけ
宛名もなしに書きなぐった夢を
恥じらいもなく晒してきた本音を
当たり散らした無様な醜態を
こぼれ落ちたまま走らせた希望を
書きなぐり続けて 10余年の日々が
そしてその少女は 目の前に現れた
その手、瞳、胸に 手紙の返事を 宿して現れたんだ